システムトレードブログ

勝てる戦略へのアプローチ方法(40)

トレシズ勝てる戦略へのアプローチ方法

先日は、

・順張り買いと順張り売りを複数売買ルールに一体化する
・逆張り買いと逆張り売りを複数売買ルールに一体化する

という手法を書かせていただきました。

https://www.torezista.com/blog/blog_1926/

その上でですが、

私の場合ですとやはり、

「運用時には複数売買ルールは使わずに、各戦略個別に検証してシグナル出しをする」

という手法が好きだったりしますね〜。

これはなぜかといいますと、

・複数売買ルールで運用すると、調子の悪い戦略の影響が調子の良い戦略にまで及んでしまうため
・戦略の入れ替え時や追加時の設定が大変なため

などの点が大きいかもしれません。

そのため、

シグナル出しの際には面倒でも、

個別にシグナル出しをしているわけですね〜。

個人的に複数売買ルールを使う用途としましては、

「いろんな相場におけるポジション量を確認するためのみに使う」

といった場合が多いです。

日々のポジション量は、

複数売買ルールにおける「日次損益」にて確認できますが、

たとえば総資金が500万だったとしまして、

500万を超えるポジション量の際には、

レバレッジがかかっているということになります。

これをどうとらえるかは人それぞれで、

「その資金は攻めの運用なのか?それとも守りの運用なのか?余剰資金か?」

といった要素によって変わってくるとは思いますね〜。

少なくとも、

…守りの運用である場合には、

いかなる相場でもレバレッジをかけるべきではないと考えます汗

ここで言うレバレッジは、

戦略個別のレバレッジではなく、

「総資金以上のポジション量を持つ場合があるかどうか」

という意味合いでのレバレッジです。

なお、私の場合ですと、

…戦略個別のレバレッジでは、

2〜3倍のものが平気であります(ぇ

シストレ資金が余剰資金であり、

かつ攻めの運用であれば、

複数売買ルールにおける日々のポジション量もある程度増やすべきとは考えておりまして、

逆に言いますと、

…日々の損益の激しさには覚悟が必要、

とも言えるかもしれません苦笑

とはいえ、私はこのスタイルですが苦笑

複数売買ルールは使わずに、各戦略個別にシグナル出しをしますと、

「その戦略では日々何銘柄ぐらい仕掛けるか?」
「また、どの戦略の調子が良く、どの戦略の調子が悪いか?」

という部分を把握するのにも直観的ですし、

「運用停止基準を設けることにより、成績が悪い戦略での負け幅を、ある一定レベルに抑えられる」
「また、成績が悪い戦略の影響を、成績が良い戦略に与えない」
「また、成績が良い戦略を伸ばすために入金したりする際にも、設定が楽」

といったメリットが多いため、

私は個別にシグナル出しするスタイルを採用しています。

なお、たくさんの戦略のシグナル出しは意外と面倒でもなく、

イザナミをコマンドラインで動かすことによりある程度は自動化できます。(やる気になれば発注・手仕舞いまで自動化もできます笑)

このあたりも今後書いていきたいですね〜。

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