システムトレードブログ

シストレ戦略をカスタマイズするにあたって大事な点とは?

シストレ戦略を構築したり、カスタマイズするのにあたって、

見るべき指標は、

勝率でも期待値でもなく、

「PF(プロフィットファクター)」

だと思っています。

これは要するに、「総利益÷総損失」という計算式で表される指標で、

最低でも1を超えていないと話にならない、

ということにはなってくると思いますね〜汗

個人的に使うシステムの基準としましては、

PFは最低でも1.5は超えていないといけない、

という感じです。
(実際に使うシステムは、2を超えているものがほとんどです。)

PFの値を上げるためのアプローチ方法としましては、

(A)トレード毎勝率を高める
(B)1トレードあたりの期待値を高める

という2つが代表的かもしれません。

コツコツ型が好きな場合には(A)の勝率を高めるのが有効ですし、

どうやっても勝率が上がらないシステムの場合には、

(B)のように1トレードあたりの期待値を上げていく手法が考えられます。

本当は(A)と(B)を両方満たせれば理想的ですが、

勝率と期待値は反比例関係になりやすいので、

なかなか難しいところだとは思っていたりしますね〜苦笑

カスタマイズの際にも、

「勝率と期待値どちらに比重を置くか?」

という点を考えてからカスタマイズするのがおすすめです。

トレード毎勝率を引き上げたシステムは、

実際コツコツと利確ができる場合が多いですが、

ペイオフレシオが低くなりがちで、

これは要するに、

時々「ドカン」があるということです汗

これはしょうがないことですが、

(B)のように1トレードあたりの期待値を高める手法でも、

負けトレードの損失が大きくなってしまうと勝ちにくくなってしまうため、

たとえば損切りを入れていく等、

考えるべきことは結構多いかもしれません。

勝率優先か期待値優先かは結構人によって個人差がありますので、

「まずは自分に合った手法を見つける」

という点を優先するのもおすすめですね〜。

日々シストレ戦略を運用していますと、

どういう手法が自分に合っているかがだんだんわかってくると思います。

あとはそういった日々感じた点を、

シストレ戦略に落とし込んでいく感じですね。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

前々記事:期待値というものを考える
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