低資金運用の際の資産変動リスク
あくまで個人的なスタイルというだけでまったく正しいわけでもないのですが、
個人的には1銘柄投入額は最低10万、と決めています。
これはなんといいますか、
5万などにしてしまいますと、
さすがに取引できる銘柄数が減り、
機会損失のデメリットの方が大きく感じてしまうためですね〜苦笑
その上でですが、
たとえば総資金50万の場合ですと、
1銘柄投入額10万の場合、
資金の20%を投入するというなかなか荒い設定になります汗
個人的にはこのあたりをどう考えるかといいますと、
(1)1取引の最大損失額を抑える(損切りを入れる)
(2)1取引の平均損失額を、総資金に対して最大1%以下にする
という感じの対策を取る場合が多いです。
(2)の平均損失額は、
バックテスト段階の「平均損失」の項目をチェックする感じですね〜。
総資金:50万
平均損失:5%
なのであれば、
1銘柄投入額×0.05=500,000×0.01
→1銘柄投入額=10万円
という計算になります。
もちろん、
1取引の平均損失額が総資金に対して最大1%というのは、
資金が50万と小さい場合のお話です苦笑
ちょっとこれだと損失が大きすぎるので、
資金が小さいうちは荒さを許容するとしまして、
資金が大きくなったら総資金に対する損失額をもっと抑えるべきでしょうね〜。
総資金1000万の場合、最大0.2〜0.5%以下ぐらいにすべきではないか、
とも思います。(1取引あたり最大5万の負け)
あとはレバレッジの調整です。
(3)レバレッジの調整
総資金:50万
平均損失:5%
1銘柄投入額:10万
の場合、
日々のポジション量が100万なのであれば10銘柄保有ということになりますが、
1取引あたり5,000円負けるとしまして、
全敗という最悪のケースの場合、
5万、つまりは総資金に対して10%も動くことになります汗
とはいえこういうケースはレアですが、
一応はこういう場合も考えておいた方がいいとは思っていたりしますね〜。
あとはなんといいますか、
「なくなってもいい資金かどうか?」
を基準にする場合が多いです。
個人的には5万ぐらいは変動しないと逆にさびしいので(ぇ、
上記のような50万スタートですと、結構リスクを取ります笑
このあたりは、
資金量と、用途、あと戦略の約定率に応じてレバレッジを決めるしかないのかもしれませんね。
その上で、
もし戦略の調子がよければ総資金が増えることになりますが、
その際には1銘柄投入額は据え置きで、
先に総資金に対する1取引の平均損失額を抑えていく、
つまりは銘柄分散数を増やしていくのが先、
というのが個人的なスタイルです。
ある程度銘柄分散数が増えたら、1銘柄投入額を上げるという選択肢も出てきます。
前々記事:指値戦略で、始値=ストップ安銘柄への仕掛けを避けるには?
前の記事:資金50万からのチャレンジ
今の記事:低資金運用の際の資産変動リスク
次の記事:トレシズ流運用術(?)
次々記事:資金50万からのチャレンジ(2)