システムトレードブログ

トレシズ流運用術(?)

トレシズ運用方法

個人的な、

戦略を開発した後どのようにポートフォリオを組み、

どのように運用していくか?

という手法について書かせていただきたいと思います。

(1)1銘柄投入額

時々書かせていただいておりますが、

個人的には1銘柄投入額は最低でも10万です。

資金100万以下の場合にはやや荒いのですが、

これは資金が小さいためやむをえない、と考えます。

資金200万以上で大体15万、

資金500万以上で大体20万、

資金1000万で大体20〜30万です。

これは、複数戦略で銘柄の重複保有を許可した場合の投入額で、

重複保有を許可しない場合にはもうちょっと金額を引き上げた方がいいと思っています。

(2)各戦略毎に、DD用資金を用意しておく

資金150万の戦略を使う場合、

大体20万ぐらいのDD用資金を用意しておきます。

そして、

20万がなくなったら運用停止+カスタマイズ検討する場合もあります。

これは、

DD時にその戦略のパワーを落とさないようにするためでして、

DDスタートの場合でも、

なるべくその戦略本来のパワーを見るためです。

ただ、

20万は初めから捨てる覚悟が必要です苦笑

意外とこの捨てた覚悟というのが大事で、

これを認識していないと、

ちょっとのDDで恐怖を感じることになります。

「DDがない戦略はない」

ぐらいの、緩い感覚がいいのではないか、とは考えていたりしますね〜。

(3)レバレッジ

ポートフォリオを組んで、

たとえば2011/03/15などにどの程度のポジション量になるかをチェックしておきます。

2011/03/15などの超下落相場では、

逆張り買いではフルポジションになりやすくなります。

ここでどの程度のリスク量を許容するかによって、

レバレッジを決めていく感じですね〜。

絶対に資金量以上のポジション量を持ちたくないという場合には、

2011/03/15に資金量を超えないようなレバレッジに調整するのが吉だと思います汗

レバレッジは

「どの程度リスクを許容できるか?」

によっても変わってくると思っておりまして、

たとえば小さい資金でスタートして、

なくなっても生活にたいした影響がないレベルのものであれば、

リスクを思いっきりかけるのも手ではないか、

と考えているほどです(コラ

私の場合ですと、

売りを併用しているからという理由もあるのですが、

2011/03/15に大体資金の3倍のポジション量になるように調整しています苦笑

つまりは、レバレッジ3倍ですね〜。

売りがあるので、実質的にはレバレッジはここまで掛かってないのと同義ではありますが汗

(4)戦略毎のリスク管理

相場では、

「ここでは大きく張れない」

という時期が存在すると思っていたりしますね〜。

具体的には、

日経等の数日単位での下落率が大きい時です。

このあたりは戦略によるのですが、

たとえば押し目買いのような上昇トレンド向きの手法を、

日経が底抜けしているような地合で使ってもあまり意味がありません。

そのため、

・相場情報を使って、シグナルを出さない時期を設ける

など、得意相場のみでシグナルを出すことにより、

余力が空くので、資金をより一層有効活用できると思っています。

(5)通常相場は攻めで

たとえば逆張り買いなどの場合、

日経等の下落率が著しい地合で約定が増えます。

通常相場では、

約定率がかなり落ちるわけですね〜。

そのため、

下落トレンドで約定率が増えるような戦略を普段使っていても、

上昇トレンドではポジション量がかなり少なく、

資金を有効活用できないわけです。

そのためですが、

通常相場では、

・順張り買いの導入
・もしくは、緩い逆張り買いの導入

などにより、

日々のポジション量を増やす工夫をするとなおいいのではないか、

と考えております。

ただこういう戦略は弱い相場では停止するような相場情報を組み込んでおくとなおいいのではないか、

とは思っていたりしますね〜。

「上昇トレンド専用戦略」

というのは結構便利だと思います笑

逆に下落トレンドでは、

深い逆張り買いや売りメインで戦っていけばいいわけですね。

(6)どんな相場でも通用する戦略の開発は難しい

やはりといいますか、

1戦略で全相場に対応するのは難しいと思っております。

そうではなく、

「複数の戦略で弱点をカバーしあう」

という考え方が、個人的なおすすめですね〜。

2008年にDDが大きくなるような戦略は、

むしろ2008年にシグナルを出さないようにするのが吉、

と思っているほどです(ぇ

そういった戦略で、

2008年のDDが小さくなるように仕掛け条件を増やしていくことは、

カーブフィッティングにつながりやすいのでおすすめはしない感じですね。

(7)複数売買ルールの優先順

複数売買ルールにおきまして、

戦略A
戦略B
戦略C
戦略D

という感じだった場合、

当然上にある戦略Aのシグナルが優先されるわけですが、

通常は期待値が大きい戦略を上に持ってくる場合が多いかもしれません。

私の場合はこれが違う感じでして、

「上は順張り買い」

です(ぇ

期待値によらず、戦略Aと戦略Bは順張り買いだったりするわけですね〜。

これはなぜかといいますと、

・強い相場では、順張り買いメインで戦いたいため
・順張り買いは得意相場でのみシグナルを出すようにしているため、順張り買いのシグナルが出ない時は逆張り買いで戦うということが視覚的に分かりやすいため

という点が大きいです。

個人的には順張り買いと逆張り買いとで相場によってスイッチさせたいタイプのため、

上記のやりかたのほうがやりやすいため、

というのが大きいのかもしれませんね〜。

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