陽線の長さで利確位置を決めるのも手
ブレイクアウト狙いの買いの場合、
特売りで始まった銘柄には仕掛けない方がいいということを以前書かせていただきました。
順張り買いで便利なテクニック
https://www.torezista.com/blog/blog_2054/
こういった現象はなぜ起こるのかといいますと、
やはりといいますか、
「利確を考える人が増える時期に仕掛けることになってしまうため」
です。
たとえばですが、
終値が100円の銘柄があったとします。
100円の銘柄の値幅制限は上下50円ですので、
翌日は50円〜150円の範囲で始まることになりますよね。
もし翌日、
極論ですが50円から始まったとします。
そしてストップ高まで上がったとしますと、
始値で仕掛けた人の場合、
50円→150円ということで、
(150−50)÷50×100
=+200%
という恐ろしい利益になります汗
さすがに+200%も上がりますと、
翌日のGUを狙って持ち越すというよりは、
利確を考える時期ではないでしょうか。
こういった感じで、
安く始まった銘柄というのは、
ストップ高近くになると利確が出やすい傾向にある、
とは言えるかもしれません。
(※注:もちろん絶対ではありません。あくまで傾向です汗)
逆に、
前日終値が100円の銘柄で、
何かしら好材料が出てGUで140円あたりで始まったとします。
140円で始まりますと、
10円しか利幅がとれませんので、
デイトレーダーはスキャルパーをのぞいてはあんまり狙わないと推測されます。
そして、
「みんななんでこんな値幅が取れない銘柄を買うのか?」
といいますと、
「翌日以降の動きに期待しているから」
とは言えるかもしれませんね〜。
そのため、
こういった高く寄った銘柄は、
あくまで割合としてですと、
終日強い動きをする場合が多い傾向にあります。
(※注:ただし、連日上げているような銘柄は荒い場合が多いですが汗)
こういった観点から考えますと、
安く寄った銘柄のブレイクアウト狙いもできないことはないですが、
「陽線の長さによってはデイトレにするのも手」
ということですね〜。
これは戦略によって異なるため断言はできないのですが、
「始値→終値率が20%以上の場合には当日指定値(始値+20%)で手仕舞い」
といった条件を加えることにより、
能力が上がる戦略もある、
とは思っていたりしますね〜。
これは一概には言えませんので、
戦略に条件を追加する形で検証するのがいいと思っています。
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