売り戦略の方が足が速い?
さて、相変わらずの深夜更新となっております笑
ここ最近の相場は、コツコツ上昇してきた日経平均が数営業日で調整する局面となりました。上昇にかかった日数に比べ、同じ幅下落するスピードの方が早く、売り戦略の方が足が速いのではないか?と見ておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私の検証上でも、実際売り戦略の方が短期的な利益の増加スピードが速い、という検証結果が出ています。上昇トレンドでは苦戦する分、下落トレンドでは買い戦略の上昇トレンド時以上に実力を発揮するイメージですね。
ただその分、「売り戦略は仕掛けられる銘柄数が少ない」というハンデがあります。
売り禁の銘柄もあったりで、自由度では買い戦略の方が上回っているといえるかもしれませんね。
個人的には、正直2006年以前まではどちらかというと買い戦略を重視しておりました。
ですが、ライブドアショック・サブプライムショックで驚異的な下げを経験し、暴落の最中に売り戦略を増やしていきました。
サブプライムの時点ではまだよくあるレベルの暴落といえたのですが、その後にくる「システムトレードの鬼門」ともいえる、リーマンショックによる常識外れな相場。
この相場はおそらく売り戦略がなかったら相当厳しかったと思います。そういう意味では、ライブドアショックなどを経験しておいて良かったな、と結果論では思いましたね笑
2008年のような相場では、売り戦略の足が想像を絶する速さでした。
こうした経験をふまえ出来上がったのが、
「買い戦略と売り戦略をイーブンにし、トータルでプラスを目指す」
という私の現在のスタイルです。
ただこれはあくまで私のスタイルで、たとえばB・N・F氏などは、売り戦略は使わないというから驚きですよね〜。
B・N・F氏の手法である、下落相場では逆張り、上昇相場では出遅れ銘柄狙いの順張りという組み合わせであれば、買い戦略のみでも戦えるということが実証されているわけですね。
なので、売り戦略を採用するしないは好みで判断する要素、といえるのかもしれません。
そういえば、全然話は変わるのですが、本日Kanonを制覇しました笑
非常に悲しいお話だったのですが、全体的な構成が素晴らしく、すごくいいアニメだと思いました。涙腺が久しぶりに崩壊しましたね、最近の一押しです笑
次はAirを見てみようと思っています。
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