システムトレードブログ

(133)どの手仕舞い方法を多用しますか?

トレシズシストレ全般のQ&A

■トレシズさんはどの手仕舞い方法を多用しますか?

仕掛けについては、前記事の通りですね。

■トレシズさんはどの仕掛け方法を多用しますか?
https://www.torezista.com/blog/blog_2164/

手仕舞いは私の場合ですと、

以下のような順で多用しています。

第1位 成行

第2位 OCO注文(指値の手仕舞いと、逆指値の損切りを同時に行う注文)

第3位 不成

第4位 逆指値

第5位 引成

第6位 終日指値

第7位 引指

第8位 寄指

第9位 トレイリングストップ

成行の手仕舞いが多いのは、

やはりといいますか、

一番確実なためですね〜。

ストップ安気配でない限りは寄りで余力が解放される点や、

保有日数がある程度抑えられる点などがやはり便利だと思っています。

ただ一方、

成行の手仕舞いの弱点は、

「成行の売り数量が見えてしまう」

という点かもしれません苦笑

自分の手仕舞い売りがマーケットインパクトを起こす可能性もありますため、

成行の手仕舞い売りを使う場合には、

「なるべく売買代金が大きい銘柄のみ」

という点を意識しているかもしれませんね〜。

OCO注文はカブドットコムで言うところのW指値注文ですが、

損失を抑え、

かつ上がったら利確ということができるという意味では、

安心感のある注文方法です。

これはどちらかといいますと、

逆張りよりは順張りで使う場合が多いですね。

損小利大に向いた注文方法ではないか、と思っています。

私自身は手仕舞い方法を全戦略で統一しないスタイルで、

これはリスク管理の一環です。

要するに、

仕掛け等で寄りのみにリスクを集中させたくないのと同様に、

手仕舞いでも、

寄りのみにリスクを集中したくないから、

というニュアンスですね。

ただ、

ポジションが結構ある時の翌日に市場の暴落などが起きたりしますと、

最も被害が抑えられるのはやはり成行の手仕舞いだとは思います汗

こういう観点で、

一応は、

保有の全ポジションを手仕舞うルールなどは、

戦略単体ではなく、

ポートフォリオ全体に設定していたりしますね〜。

第9位のトレイリングストップはカブドットコムで使える注文方法ですが、

日足で検証するのはまず不可能な注文方法のため、

なかなか一歩を踏み込めないでいます苦笑

ただ一方、

順張り買いには非常に向いた手仕舞い方法とも考えられますため、

今後使う頻度は増えていくかもしれませんね。

損失が限定されやすいという安心感があり、

かつ利を伸ばせる可能性もあるという意味では、

可能性を感じる手仕舞い方法です笑

カブドットコムのトレイリングストップはバックテスト検証は不可能だと思われるので、

実運用でデータを蓄積していくことにより判断することになるだろうとは思います。

トレシズの「シストレ全般のQ&A」の記事

前々記事:(130)単利から複利に変更すると、通算利益率は増えますが、取引回数や期待値は減ります。
前の記事:(131)年ごとに資金を倍にしていく為にはかなりのリスクを取らないといけないのでしょうか?
今の記事:(133)どの手仕舞い方法を多用しますか?
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次々記事:(138)買いと売りを両方使うと、収支はイーブンになりますか?

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