個人的に重視する最適分散投資ファイルの設定箇所
今日は、独断と偏見に基づく衝撃的な意見を書いてみたいと思います(ぇ
これは私の主観に基づくお話で、絶対こうだというものではありませんので、あくまで参考程度に見てください笑
(1)イザナミの最適分散投資ファイルで重要な点?
【1銘柄の投資株数】【1銘柄上限投入額】【1銘柄下限投入額】
まず、前者の3項目である「1銘柄の投資株数」「1銘柄上限投入額」「1銘柄下限投入額」は銘柄の分散に関わる部分です。
株における最大のリスクはやはり、倒産などの「銘柄毎の悪材料」です。
過去の経験上、アメリカ同時多発テロなどの市場全体が影響を受けるニュース以上に、倒産などの悪材料で被る被害額の方が大きいと感じています。
そのため、個人的には時間分散以上に、銘柄分散を重視するように意識しています。
1銘柄あたりの投資金額を抑えていれば、保有銘柄のうち1つが倒産しても致命傷にはなりにくいものです。そのため、
「1銘柄あたりへの投入額が大きくなりすぎないようにする」
という事は、システムトレードに限らずトレード運用を続けていく上で必須といえると思います。
(2)イザナミの最適分散投資ファイルで重要な点?
【1銘柄の投資上限制限】
「売買代金制限が緩いロジックだと、マーケットインパクトの影響が気になる」
「販売戦略を使う人が増えると、効果が落ちるのではないだろうか?」
といった心配をされている方も少なくないと思います。
ですが、個人的には、イザナミの「1銘柄の投資上限制限」を抑えた数値にしていれば、
「マーケットインパクトは、あって、ないようなもの」
として考えています。
たとえばですが、わらしべハイパー2など何でもいいのですが、
運用開始金額:1億円
1銘柄の投資株数:設定範囲内の下限株数に投資する
1銘柄の投資上限制限:0.50%
として、1銘柄下限投入額を1千万円以上などにして最適分散投資後の全取引一覧を見てみると、毎日10億円ぐらいの売買代金があるような超大型株ばかりのみにシグナルが出ていることがお分かりいただけると思います。
小型株は資金が大きければ1銘柄の投資上限制限に引っかかり、シグナルが出ないわけですね。
このため、運用資金が大きくなった場合には自動的に大型株のみが売買対象となるわけです。
つまり、「1銘柄の投資上限制限」を抑えた数値にしていれば、
「売買代金制限はある程度緩くても問題ない」
ということになります。
(バックテスト時の「出来高の少ない銘柄は省く」の設定です。もちろん、最低でも5千万円以上はほしいところですが笑)
マーケットインパクト関連については、以上のような点もありますし、何よりも
「最適分散投資ファイル次第で日々仕掛ける銘柄は劇的に変わる」
という点があるため、
私自身も販売戦略を最適分散投資ファイルだけ微妙にカスタマイズして使っていますし、それで問題ないと考えています。
実際のところ一番重要なのは、
「そのロジック内容が堅牢であり、将来的にも機能するものであるか?」
という部分だと考えます。
もちろん販売戦略はバックテストやフォワードテストで十分に検証したものですが、未来の結果はどうしても分からないため、ここが一番難しいところでもあるのですが(コラ
とはいえ、フォワードテスト前にできることとして、以上のような「リスク管理」だけは万全にしておくといいのかもしれませんね〜。
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