ロットを極限まで落とすのも手?
あくまで個人的な考えですと、
「総資金に対して1銘柄投入額が大きめ、というスタイルは上級者向け」
だと思っていたりしますね〜。
これはなぜかといいますと、
シストレでは、
トレード毎では連敗やDDが絶対あるためです。
1銘柄投入額が大きいと、
連敗時の振幅が大きくなりすぎるわけですね。
そして恐怖が大きくなり、
「この戦略はダメだ」
と頭ごなしに決めつける原因にもつながりかねません汗
「その戦略はもっと1銘柄投入額を落として使っていたらどうたったか?」
という検証をすると、
意外とそこまで悪くない成績だった、
というのは結構ザラです。
これは結局はバックテスト段階の毎年の期待値を見れば分かる感じで、
2014年以降のバックテスト段階の毎年の期待値がプラスのものは、
多くの場合、1銘柄投入額を落として銘柄分散数をかなり増やしますと、
機能していることがはっきり分かると思います。
基本的に確率で戦う場合、
「ある程度試行数をこなさないと本来の確率に近づかない」
という点があるかもしれません。
たとえばですが、
サイコロの1の目を負けだとしまして、
4回連続で1の目を引いてしまうような事例ですね〜。
やはりといいますか、
サイコロの6分の1という高い確率でも、
各目が出る確率が6分の1にかなり近づくには確率の母数(6)の100倍近くは試行しないといけないというデータが出ているようですので、
「ある程度の試行回数に耐えられるロットにするということは結構大事」
だと思っていたりしますね〜。
なお余談ですが、
ネットで調べてみますと、
サイコロは実は各面の重さが異なる場合もあるようです(ぇ
一番出やすい目から順に「5、1、4、3、6、2」という噂らしいです苦笑
ただもちろんシストレはサイコロとは違いますし、
信頼度の高いルールや、
もしくは市場心理をうまくついているルールなど、
「コア戦略」
にはロットを張ってもいいとは思います。
要するに、
上記サイコロの事例ですと、
「裏面の重さが重い方が有利、ということはつまりはエッジ」
なので、
エッジがある戦略には張れる、ということですね笑
あくまでシストレ初級者の方で、
今までシストレ運用を継続できなかったことが何度もある場合などには、
「ロットを極限まで落とす」
という対策も1つの手、
とは考えていたりしますね〜。
個人的な経験上ですと、
たとえば総資金が100万だった場合、
1銘柄投入額を5万ぐらいに落としますと、
だいぶ値動きを安心して見てられるようになるのではないか、
と思っています。
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