システムトレードブログ

日足チャートからどのように戦略に落とし込んでいくか?

トレシズ開発方法

これはユーザー様よりいただいたご質問ですが、

一部ブログにまとめさせていただきたいと思います。

個人的には戦略を作る際には、

「まずは日足チャート・分足チャートを見る事」

が第一歩となってきます。

これはなぜかといいますと、

「こういう動きをしている銘柄を取りたいな」
「こういう動きをしている銘柄は慎重に行った方がいいな」

など、

日々シストレ運用をしていて気付く点が多々あるためですね〜。

そして次に使う指標ですが、

超上級者の場合にはユーザー定義指標などを使う場合も出てくると思いますが、

あくまで個人的な考えですと、

「指標は一般的なものでいい」

と考えます。

私自身はなんといいますか、

「特殊な指標よりも、みんなが見る指標の方が堅牢性が高い」

とは思っていたりしますね〜。

みんなが見る指標とは、

たとえばですが、

・前日比
・出来高、売買代金
・移動平均
・移動平均乖離率
・レンジの上限、下限(たとえば上値抵抗・下値抵抗など)

このあたりでしょうか。

こういったシンプルなもので十分で、

たとえば移動平均で見る日数も、

5日/25日/50日/75日/150日

など、

キリのいいところだけで十分、

とは思っていたりしますね〜。

よく誤解がありますが、

個人的な考えですと、

「これを6日や7日などキリの悪い数字にすることはあまり意味がない」

とは思います汗

それだったら、

5日や25日など、

みんなが意識するラインの方がよっぽど機能するだろうと思われるためですね〜。

押した株価が、5日、25日、50日、75日線あたりで一旦は下げ止まる場合が多いのは、

「それを意識している人が多いから」

ということの裏付けだと考えています。

ただもちろん、

5日や25日などの指標を支持線や抵抗線として考えない場合などや、

もしくは他の人とシグナル銘柄を変えるという目的で最適分散投資の優先順をいじる、

などといった場合は変更も1つの手だとは思っていますが汗

そして、

取りたいチャートを見ながら、

上記のようなシンプルな指標だけを使って組んでいくだけで最初は十分、

と思っていたりします。

もちろん仕掛け位置だけでなく手仕舞い位置も、

日足チャート等を見ながら考える感じですね。

仕掛け条件には、

(A)フィルター条件
(B)トリガー条件

があると言われます。

フィルター条件とは、

仕掛け対象とするチャート形などをおおざっぱに決めるような条件で、

トリガー条件とは、

「そのチャート形の銘柄が、−5%押したら仕掛ける」

など、

もっと直接的な条件となります。

チャートを見て売買対象を考えるのは、

いわば(A)のフィルター条件を作っているような段階です。

ただフィルター条件のみで仕掛けてしまいますとだいぶ緩い場合が多く、

多くの場合機能しない可能性があります苦笑

機能しないというよりは、

シグナルが多すぎてDDが大きくなりやすい、といったイメージかもしれません。

そのため、

私の場合ですと、

「特に(B)のトリガー条件にこだわっている場合が多い」

とは言えるかもしれません。

トリガー条件は、

イザナミでいろいろ勝率が高い箇所を検証できますし、

いろいろ数値を変えて試すのも手、

とは言えるかもしれませんね〜。

イザナミの場合ですと、

・トレンド系指標
・オシレーター系指標

の2つがありますが、

個人的な好みですと、

「トレンド系指標」

の方がだいぶ好きですね〜笑

オシレーター系は、

フィルター条件としては使えますが、

トリガー条件としては難しく、

上級者向け、という印象ですね〜。

初心者のうちは移動平均など、シンプルな指標を使えば十分、

というのが持論ですね。

その上で、

慣れてきますと、

「どうやっても既存の指標では構築できないロジック」

というのが出てきます。

その段階に到達してから初めて、

ユーザー定義指標や相関情報など複雑なものを考えていけばいい、

とは思っていたりしますね。

トレシズの「開発方法」の記事

前々記事:どの年度の期待値を追うか?
前の記事:順張り買いと逆張り買いの開発時間
今の記事:日足チャートからどのように戦略に落とし込んでいくか?
次の記事:各トレンドを分けて考える
次々記事:個人的な好みの最適分散投資ファイルの検証期間調整方法

おすすめ記事

長期投資で暴落相場に耐える方法

あくまで個人的な考えですが、「長期投資で暴落相場に耐える方法」という観点ですと…

約定率をとるか?低DDをとるか?

シストレとDDは切っても切り離せない関係にありますが、究極の低DD戦略とは、…約定率…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る