テスト用ロットとは?
個人的には新たな戦略を使う際、
「テストロット」
で入る場合が大半です。
これは文字通り、
テスト用の小さなロットという意味ですが、
やはり戦略の能力はフォワードを見て確認するのが一番ということで、
私自身は検証よりも実運用で試す場合が多いです苦笑
・トレード毎勝率: 60%
・平均利益: 5%
・平均損失: 5%
という戦略があったとしますと、
私の場合、
1つの方法としまして、
「勝率をわざと落とした前提で計算し、テストロットを決める」
といった手法を採用する場合が結構あります。
たとえば上記事例ですと、
・トレード毎勝率: 30%
・平均利益: 5%
・平均損失: 5%
など、最悪のケースを想定する感じですね〜。
上記で50トレードを行った場合、
(5×15)−(5×35)
=−100%
ほどの損益となります。
その上で、
たとえば30万ぐらいのDDまでは耐えられるという場合には、
1銘柄投入額を30万にしてしまえば、
上記事例の場合ですと−30万のDD程度に落ち着く、
というニュアンスですね〜。
実際私の場合ですと、
50トレードというのはある意味最少単位でして、
もう少し、
せめて100トレードあたりまでは見る場合が多いです。
そうなってきますと、
1銘柄投入額を半分にする必要がありますので、
大体1銘柄投入額は15万にする必要がある、
というニュアンスですね。
この1銘柄投入額15万という数字は、
シストレ初心者の方には結構おすすめの投入額設定ではあります。
といいますのも、
10万以下に比べますと、
15万以下の銘柄は結構増えますし、
シグナル数も多すぎず少なすぎずという感じになりやすいので、
初心者向きの数字になりやすいため、
という理由ですね。
ただ、1銘柄投入額15万の場合、
もちろん総資金1000万などの場合には比較的緩やかな動きになる場合が多いですが、
資金300万〜400万の場合、
レバレッジをかけますとこれでも結構荒いです苦笑
総資金の3%ぐらいは日々変動するのがザラ、
という感じかもしれません。
このあたりのリスク管理は様子を見て自分自身の好みに合わせる、
といった作業が必要になるとは思いますが、
「最低でも50トレードに耐えられる資金管理方法かどうか?」
という点を確認されるのは結構おすすめだったりしますね〜。
もちろんシストレに慣れてきますと、
いずれは「資金効率」を求めることにはなってくると思います。
ただ、
初心者にとっては資金効率は諸刃の剣で、
資金効率を上げすぎるとやられる時のスピードも並ではなくなり、
考える暇がありませんので、
「序盤は、あえて資金効率を上げないようにする」
という考え方もありではないか?
とは思っていますね汗
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