システムトレードブログ

1日の投資上限のカスタマイズについて考える

戦略によっては、シグナルが集中して発生した時期に運用資金の大半を1度に仕掛けるタイプのものから、

運用資金の半分程度と抑えた形で仕掛けるタイプのものまで、様々なタイプがあります。

これはどれが正しいというものではありませんが、

「今回の相場のように通常反発するポイントで反発しない例外的な相場」

では、できるだけ1日あたりの投資金額を抑えたタイプの戦略の方が有効に機能したと思います。

とはいえ、通常の相場ではシグナルが集中して発生した時期に一気に仕掛けた方が効率がいい場合も多いため、必ずしも1日あたりの投資金額を抑えた方が正しいといえるわけでもないと思っています。

このへんのバランスは非常に難しいところですが…汗

たとえば私の場合ですと、以前から書いております通り銘柄分散を特に重視しています。

今回の東京電力ではないですが、1銘柄あたりの投資金額が増えすぎてしまうと運用資金全体に対しての影響が大きくなりすぎてしまうためですね。

以上のような点から、

・利益を落としてでも今回の相場やリーマンショックのような大暴落時のリスクを抑えたい方は、1日あたりの投資金額の上限を50%以内に抑える
・多少のリスクを受け入れてでも利回りを重視したい方は、1日あたりの投資金額の上限をそこまで抑えないようにする

といった考え方がいいと思っています。

個人的には、戦後最大の危機と言われたように、今回の相場は今までにない相場といえると思いますね〜。

そのため過去の検証にも含まれていない事象といえそうですが、戦略に新たに今回の検証結果を組み込めるということは、今後の戦略の堅牢性のアップにつながることではないか、とも考えていたりします。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

前々記事:投資対象市場を限定した場合の効果は?
前の記事:1トレードあたりの結果には期待してはいけないのがシステムトレードです。
今の記事:1日の投資上限のカスタマイズについて考える
次の記事:最適分散投資のソート順に関する個人的な考え方
次々記事:最適分散投資の結果概要表示で個人的に重要視する部分

おすすめ記事

短期の順張り買いについて

順張り買いでは、その日のその時点での最高値で仕掛ける、ということがよくあります…

最適分散投資ファイルの設定をいじるのは恐いものなのか?

「販売戦略の設定を何かしらいじると、成績に差が出そうで恐い」と思っていらっしゃ…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る