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前場不成はどうか?

トレシズシストレのテクニック

不成の手仕舞いが採用された戦略は、

「後場不成」

を意味しています。

なぜ前場不成でないのかといいますと、

前場不成は日足ですと正確に検証することが不可能のためですね〜。

そのため、

正確に検証できる後場不成を使っているわけですね。

たとえば、

成行の手仕舞いと、後場不成の手仕舞いを比較しますと、

以下のような感じになるかもしれません。

■成行の手仕舞い

<メリット>
・保有期間が短いため、平均損失が抑えられる
・空振りがほぼない(終日ストップ安気配の場合はのぞく)

<デメリット>
・安寄りした場合等に利益を取り切れない

■後場不成の手仕舞い

<メリット>
・場中に指値ラインに到達することも多いので、成行の手仕舞いよりも勝率が高い

<デメリット>
・引成の空振りがある
・指値未到達のままズルズル下げた場合損失が大きくなる(そのため平均損失は成行の手仕舞いよりも大きい)

そして、

あくまで個人的な考えですと、

「前場不成は、上記二つの中間的な感じではないか?」

とは思っていますね〜。

また、前場不成は、

「前日段階で注文できる」

というのが非常に便利な点です。

■前場不成の手仕舞い

<メリット>
・不成の手仕舞いでも、前日完結型にできる
・引成の空振りの場合でも、その場合後場の寄りで成行で手仕舞えるので、不要な持ち越しが減る
・指値未到達のままズルズル下げた場合でも、後場不成よりは損失が小さい

<デメリット>
・正確に検証する術がない
・後場不成よりは平均利益が落ちる

私の場合ですと、

実は、前場不成を結構使っています(ぇ

といいますのも、

「前場引けあたりの株価が一番高い場合は結構多いため」
「また、前場引けの手仕舞いは検証できないため、逆にエッジがあると思われるため」
「あとは単に、前場不成のデータ収集目的」

あたりがあるためですね〜。

個人的に試している限りでも、

成行と後場不成の中間に近い特性があると感じています。

あとは、

成行の手仕舞いの場合、

たとえばNYダウが大きく下げた日等には安寄りしてしまうことが多くなります。

ただこの際に、

安寄りしたあと反発し、大陽線を付けるような動きも少なくありません。

そのため、

あくまで一例としてですと、

・NYダウが上げた時は成行で手仕舞い
・NYダウが下げた時は前場不成で手仕舞い

など、

仕掛け条件ではなく、

手仕舞い条件でダウで分岐させて不成を使うような手法も有効です。

他の例では、

たとえば前日ストップ高や強い推移をした銘柄は、

翌日も前場に噴いて、

その後爆下げをする(ぇ、

という動きをする場合も結構あります。

そのためそういう場合には前場不成が有効であることも結構多いかもしれません。

このあたりは、

地道に自分でデータを付けて調べていくしかないですが、

結構エッジはあると思います笑

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