(150)終日指値戦略で、指値=安値で約定した場合、イザナミではポジションなしとなります。
よくあるご質問と回答シリーズも、
ついに150連載突破ですね〜笑
■終日指値戦略で、指値=安値で約定した場合、イザナミではポジションなしとなります。この場合にはどう対応すればいいでしょうか?
安値=指値の場合、
指値戦略の場合には不出来、部分約定、全約定のいずれかになる場合がありますが、
イザナミでは、
安値=指値の場合、
約定しなかったものとして計算されます。
これは厳しい見積もりとなりますため良心的な仕様だとは思っているのですが、
上記のように安値=指値の場合には、たいていは含み益になっていますので、
個人的にはあまり気にしていないかもしれませんね。
(※なお売りの場合には、高値=指値の場合となります。)
上記のようなイザナミの検証結果に表示されない銘柄の場合には、
あくまで私の場合ですと、
翌日寄成で手仕舞いしています。
ただもちろん、
戦略の仕様通りの手仕舞いにするという選択肢もあるとは思いまして、
これはユーザー様の好みに合わせて調整いただくのがベストではないか?
と考えております。
なお、
上記のようなイザナミと実際とで起こりうる差につきましては、
以下のブログに掲載させていただいておりますので、
もしよろしければご覧になってみてください。
■イザナミによる検証結果と実運用結果は一致しますか?
https://www.torezista.com/blog/blog_2442/
あとは、
「安値=指値の場合に、どういう手仕舞いがベストかを実際に検証する」
という手もあります。
■前日終値−5%を指す終日指値戦略の場合
・仕掛け条件
翌日指値(終日)(終値−5%)で買いを仕掛ける
↓ これを以下のように変更
翌日安値が終値−5%と同じ→(青)翌日指定値(終値−5%)で買いを仕掛ける
これであとは、
・翌日成行の手仕舞い
・翌日不成の手仕舞い
など、手仕舞い条件をいろいろ変えて試してみる感じですね。
期待値と勝率のバランスが良い手仕舞い条件があるのであれば、
それを採用する、といった考え方もあります。
なおこの検証をしますとたいてい、
…当たり前ですがかなり期待値が高いです笑
そのため、
誤差は出るにしろ、
「指値=安値で約定しないよりも、約定した方が得」
と言えるのは間違いないかもしれませんね〜。
こういった観点から考えましても、
「期待値が高い取引を除外した上で検証している、終日指値の仕掛けというのは非常に優秀」
とは言えるのかもしれません。
前々記事:(139)売り戦略において、買い板が厚い場合には売りを仕掛けてもいいのでしょうか?
前の記事:(146)指値の逆指値と、成行の逆指値はどちらがいいですか?
今の記事:(150)終日指値戦略で、指値=安値で約定した場合、イザナミではポジションなしとなります。
次の記事:(159)検証をする際に、バックテストファイルと最適分散投資ファイルの2つがあるのはなぜですか?
次々記事:(162)戦略1個を開発するのにかける時間はどれぐらいですか?