複数の戦略を組み合わせる際に、気にする要素と気にしない要素
■気にする要素
・各戦略の仕掛け位置
全ての戦略が高値圏で仕掛ける戦略の場合、
直近のような市場の暴落があった場合、
損害は甚大です汗
そのため、
「仕掛け位置や手仕舞い位置が異なる戦略を使う」
というのが個人的に大事にしている要素ですね。
・各戦略の仕掛け方法
たとえば成行は寄り天などで食らいやすいですし、
指値は寄り天には強いです。
そして逆指値は暴落には比較的強いなど、
それぞれに特性があるものです。
いずれか1つに集中させてしまいますのはリスクが大きくなりますので、
個人的には仕掛け方法も分散させている形ですね。
あくまで私の場合ですと、
逆指値戦略なら逆指値戦略だけ、
終日指値戦略なら終日指値戦略だけ、
といった感じで複数売買ルールにする場合が多いかもしれません。
・買いと売りのバランス
私自身のスタイルとしましては、
シンプルに買いの方が好きなので買い多めというだけですが苦笑
あとは、
たとえば2013年のような上昇相場で、
買いと売りの口座が一緒ですと、
「買いの収益が、売りで削られてしまうように見えてしまう」
という点を避けるため、
買いと売りの口座は基本別にしていたりしますね。
■気にしない要素
・シグナル銘柄一致率
個人的には最近は、
シグナル銘柄の重複を許容するスタイルのため、
各戦略のシグナル銘柄の一致率はあまり気にしないかもしれませんね〜。
なぜシグナル銘柄を重複させるかといいますと、
「仕掛けや手仕舞いのタイミングのズレを補うため」
という目的が一番大きいです。
そのため、
「シグナル銘柄の一致は問題ないが、仕掛けや手仕舞いタイミングが一致しすぎるのは避けたい」
と考えるイメージかもしれませんね。
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