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順張り買いのパターン

トレシズ投資手法

順張り買いの場合、

多くは以下のパターンを狙うのではないかと考えます。

(1)市場全体の上昇相場
(2)市場全体の下げの後のリバウンド相場
(3)個別銘柄の上昇
(4)個別銘柄の下げの後のリバウンド

この中で、

最も難易度が低いのは、

「(1)市場全体の上昇相場」

ではないでしょうか。

といいますのも、

日経平均等いろいろな指標が上昇していますので、

個別銘柄もそれに伴い上がりやすいためですね〜。

なので順張り買い初心者の方には特に、

市場全体の上昇相場を狙うのがおすすめです。

市場全体の上昇相場を判定するにはたとえば、

・TOPIXの移動平均乖離率(終値)(〇日)が△よりも大きい
・過去5日間にTOPIXの終値が期間高値(高値)(75日)よりも大きい日が1日以上存在する

など、

相場情報を使って判断する手が1つですね。

何かしらの相場情報を使い、

「上昇トレンドと判断されたら順張り買いのシグナルを出す」

といった手法です。

この手法の場合、

たとえば2008年のリーマンのような、

一方的な下落相場におきましては、

順張り買いでのDDを防ぐことができますので非常に有用だと思います。

一方、

「(2)市場全体の下げの後のリバウンド相場」

につきましては、

タイミングがやや難しく、

またリバウンドは短期で終わる場合も少なくありませんので、

(1)よりは保有期間を短くした方が機能する場合が多いです。

ちょうど、今のような相場で使う順張り買い、

という感じですね苦笑

こちらも相場情報を使って組む手も考えられますし、

一番簡単なのは、

「逆指値を使って仕掛ける」

という手法を使えば、

「上がったら買う」

ということが自動的に実現できますので便利です。

(3)(4)の個別銘柄狙いにつきましては、

当然(1)(2)の市場狙いよりは難易度がだいぶ高いです。

といいますのも、

たとえば下落トレンドに逆らい上がり続ける株というのは少ないもので、

たいていの場合は日経平均等指標と連動します。

そのため、

指標に逆らう銘柄を狙うような戦略を使いたい場合には、

「シグナル銘柄数を徹底的に絞り込む」

という手法が有効なのではないか?

と思っていたりしますね〜。

たとえばですが、

指標と逆行するような人気株は出来高を伴っている場合が多いですので、

・直近の出来高平均が、期間出来高平均(〇日)の△倍よりも大きい
・もしくは、直近3日間にストップ高(終値)が1と同じ日が1日以上存在する

といった仕掛け条件により出来高急増銘柄のみを相手にするなど、

工夫が必要な場合が多いかもしれません。

私自身はどちらかといいますと、

下げ相場では素直に売りから入る場合が多いですので、

個別銘柄を狙うよりは、

市場の動きを狙う方が得意なのかもしれませんね苦笑

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