スイング戦略をデイトレード戦略にした場合の期待値
これも時々ユーザー様からお問い合わせをいただく内容ですが、
「スイング戦略〇〇をデイトレードにした場合の期待値はどれぐらいありますか?」
といったものがあります。
これは要するに、
「持ち越すことが前提のスイングトレード戦略でも、仕掛けた初日に期待値がある戦略を使いたい」
といった意味合いだと理解しております。
個人的にこのあたりをどう考えているかといいますと、
「仕掛け初日に期待値があればベストだが、その戦略が、デイトレード用か?それとも、持ち越して翌日ギャップアップの期待値を重視するタイプか?といった点を明確にするのが大事」
とは考えていたりしますね。
仕掛けた初日に期待値があるかどうかは、
「値幅制限」
という要素が非常に影響してきます。
たとえばですが極論で、
・ストップ高近辺で仕掛ける戦略
の場合、
ストップ高以上の価格には当日は成りえませんので、
仕掛けた初日には期待値がない戦略、
とは言えるかもしれません。
とはいえ、
そういう戦略を使う意味としましては、
「ストップ高を付けた銘柄は、翌日もGUして始まる可能性が高いから」
という理由があるためで、
このような戦略の場合、
「持ち越すことを前提として組んだ戦略」
という位置付けになりますよね。
そのため、
こういった戦略に、
仕掛け初日の期待値を求めても仕方がない、
ということになります。
とはいえ、
こういった戦略でも期待値がある以上は勝てる可能性が高い戦略とは言えますので、
「仕掛け初日の期待値が重要なのではなく、デイ用なのか、それともスイング用なのかという構想が重要」
とは言えるかもしれません。
ただもちろん、
たとえば前日終値より下で始まった銘柄を狙う戦略などは、
ストップ高までかなり距離がありますので、
組み方によっては仕掛け初日の期待値がかなり大きくなる場合もあります。
結論的に私自身はどのように考えているかといいますと、
・順張り買いの場合、仕掛け初日の期待値は重要でない(※もちろんあるに越したことはないですが、仕掛け位置考慮が必要と考えます。)
・逆張り買いの場合、仕掛け初日の期待値は重要
といった感じで考えています。
これはシンプルに、
逆張り買いの場合ですと、
仕掛け初日に含み益になった方が勝率が高いという点があるためで、
順張り買いの場合ですと、
買ってから翌日もさらに上昇するような銘柄でないと勝てないという点があるためですね〜苦笑
結構シンプルな理屈です笑
ただもちろん、
順張り買いにしましても、
デイトレードとして使う場合と、
スイングトレードとして使う場合は全く別です。
デイトレードとして使う場合には当然、
仕掛け初日の期待値がないと使いものにならないのは必然ですよね汗
こういった感じで、
「仕掛け初日の期待値は重要だが、特に順張りと逆張り、デイ用かスイング用という感じで分けて考える必要がある」
というのが個人的な考えかもしれませんね。
前々記事:取引回数を絞って勝率を上げる
前の記事:シグナルをコンスタントに出すべきか?
今の記事:スイング戦略をデイトレード戦略にした場合の期待値
次の記事:パーフェクトレシオ【焔】のカスタマイズ方法(1)
次々記事:いろいろ分けて考えるというアプローチ方法