システムトレードブログ

やはり直近の期待値重視?

トレシズシストレの考え方

私自身が重視しますのは、

最適分散投資後の結果ではなく、

バックテスト段階の結果だったりしますが、

中でも「期待値」は重視しますね。

もちろん期待値以外でも、

・勝率
・ペイオフレシオ
・平均損失
・損失の標準偏差
・シグナル銘柄

などは結構チェックしたりします。

期待値の中でも重視しますのがやはり、

直近3〜5年などの直近の期待値ですね。

シストレ初心者の頃にはまりやすい点としまして、

「期待値は全年度をプラスにしなければならないのではないか?」

と考えてしまうことかもしれません。

もちろん、

期待値がマイナスの年度がありますと、

見栄えも悪くなりますし、

運用上若干不安に思われるかもしれません。

そこで、

どんどん仕掛け条件を追加していき、

全年度プラスに持っていく、

といったアプローチ方法を取られる場合が多いかもしれません。

ただこの手順は、

個人的にはあまり好まないかもしれませんね汗

といいますのも、

上記手順はやはり、

「過剰最適化を生みやすい」

という点があるためです。

機能しやすい戦略とは、

一般論ですと、

「シンプルな条件、かつDDが大きい戦略」

だったりします(ぇ

これは何と言いますか、

個人的な経験上、

なぜかそういう結果になった、

という感じです苦笑

あとはそのDDの大きさを、

仕掛け条件はほどほどに、

資金管理方法、

もしくはフィルター等で抑制していく、

というアプローチ方法が好みだったりしますね〜。

あと直近成績を重視する理由としましては、

「過去の相場より、直近の相場の方が再現性があると考えられるため」

という点もあります。

・株式分割/併合が定期的に行われており、価格帯に応じた再現性というものは直近が最も誤差が小さいため
・AIや自動売買の普及も直近のため
・逆指値普及は2000年前半ではないため
・信用余力無限回復の影響

などなど、

ここに書ききれないほどの理由がありますが、

結論的に、

直近3〜5年の成績を重視した方がいい、

という結論に到達した感じですね〜汗

たださすがに、

2008年リーマンなどのような相場は再現性があると思いますので、

一応は2008年や2011年等の相場におけるポジション量などはチェックしておいたほうがいい、

とは思っていたりします。

2011年の震災はある意味突発的なので避けられない可能性もありますが、

2008年リーマンのような明確な下落トレンドにおきましては、

事前に戦う術を研究しておいたほうがいいと思っています。

トレシズの「シストレの考え方」の記事

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