システムトレードブログ

場中の利確は思った以上に使える

トレシズ運用方法

たとえばですが、

「仕掛け当日に、前日比+10%以上になったら手仕舞ったらどうだろうか?」

と考えたとします。

この手法は、

カブドットコムのUターン注文や、

ライブスターのIFD注文等を使えば可能でして、

もちろんイザナミでも、

・成行
・寄指
・引成
・引指

等、寄りもしくは引けで仕掛ける手法の場合には比較的正確に検証可能です。

上記の設定方法はといいますと、

たとえば寄指の買いの場合ですと、

仕掛け条件は、

・翌日寄付(終値)で買いを仕掛ける

となり、

手仕舞い条件は、

・高値が終値(1日前)+10%より大きい→(青)当日指定値[終値(1日前)+10%]で手仕舞いする

といった感じになります。

ただ、

この設定を採用しますと、

多くの場合気づきます点が、

「期待値が落ちやすい」

という点かもしれません。

これは、

過去の相場では翌日のギャップアップに期待した方が期待値が大きくなっている場合が多いせいかもしれませんね〜。

ただ一方、

上記のような場中の手仕舞いを入れた場合、

以下のような点にメリットがある場合があります。

・保有日数が短くなっている場合がある
・勝率が向上している場合がある
・DDが小さくなっている場合がある

個人的な考えですと、

「保有日数の短さ」

というのは、

結構なアドバンテージだと思っていたりしますね。

といいますのも、

たとえば保有日数が20日等長い戦略の場合、

期待値が8〜10%を超える戦略を作るのはそこまで難しくありません。

ただ一方、

・DDの大きさ
・また、地合に振り回される点
・また、資金効率が悪い点

などは、

上記のような保有日数が長い戦略の場合、

避けられない部分があります。

投資の世界では一般的に、

「資金効率が高いほど資金の増加・減少速度が早い」

という点があると思いますが、

…もちろん資金の高速な減少を望む方はいないと思うので増加方面だけで考えますと苦笑、

株シストレの世界でも、

「保有日数が短い方が資金効率がいい」

とは言えるのではないか?

とは思っていたりしますね〜。

それに加え、

たとえばスキャルピングのような時間軸が短いトレードの場合、

世間の悪材料等に振り回されることが減る、

といったメリットもあります。

もちろん、

「結局はその手法で勝てるかどうか?」

が重要になってきますので、

短期投資でも長期投資でも勝てる手法を使う、

という点が最も大事ではあるとは思います。

そういった意味では、

「資金効率が悪いから長期投資は間違っている」

といった考え方は誤りだとは思っているのですが、

冒頭の例のように、

「期待値が落ちるからこの手法は間違っている」

といったように、

期待値だけを見て判断してしまうのは早計、

ということですね。

場中の利確のような、

期待値は落ちるものの資金効率が上がる手法は、

翌日の余力を確保しやすくなる点がメリットの1つですし、

あくまでポートフォリオバランス次第で採用するのも手、

とは言えるのかもしれませんね〜。

昨日の記事にも通じるところがありますが、

余力の確保はシストレで勝つために非常に重要な要素と考えております。

■徹底的に「余力」を確保する
https://www.torezista.com/blog/blog_2603/

なお余談ですが、

長期投資のメリットとして考えられますのは、

あくまで個人的な考えとしてというだけで正しいわけでも何でもないのですが苦笑、

「マーケットインパクトをほぼ考えなくていい」

という点ではないか?

とは思っていたりしますね〜。

そのため、

資金がかなり大きくても使える、

という点が短期シストレを大きく上回る長所と考えています。

トレシズの「運用方法」の記事

前々記事:余力を残すためにはどうすればいいか?
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