フィルターについて
たとえば今の地合は、
明らかに東証一部銘柄がいい動きをしている、
という感じがしますよね。
もちろんこれはTOPIXのチャートを見れば明らかなのですが、
・数字的に、今はどの市場が盛り上がっているか知りたい
・その時その時で盛り上がっている市場のみを売買したい
といった場合もあると思います。
そういった場合にはどうすればいいか?
という観点ですが、
1つの手としましては、
「実際に銘柄数を数える」
という手法が考えられます。
■5/14時点での各市場別の、終値>移動平均(終値)(25日)の銘柄数と、終値<=移動平均(終値)(25日)の銘柄数
東証一部
25日線上の銘柄: 1423銘柄(68%)
25日線下の銘柄: 659銘柄(32%)
東証二部
25日線上の銘柄: 290銘柄(56%)
25日線下の銘柄: 223銘柄(44%)
マザーズ
25日線上の銘柄: 125銘柄(50.6%)
25日線下の銘柄: 122銘柄(49.4%)
JASDAQ
25日線上の銘柄: 420銘柄(56.6%)
25日線下の銘柄: 321銘柄(43.4%)
上記を見ますと、
「東証一部が盛り上がっていて、マザーズが盛り上がっていない」
という事実が明らかになります。
特に順張り買いでは顕著に傾向が出るのですが、
「多くの場合、盛り上がっていない市場を相手にするよりも、盛り上がっている市場を相手にした方がパフォーマンスがいい場合が多い」
という傾向がある、
と思っていたりしますね〜。
上記をシストレ戦略にフィルター的に落とし込むとすれば、
たとえばですが、
「順張り買いでは、25日線上の銘柄数が55%を切っている市場はシグナルから除外する」
「もしくは、その時の25日線上の銘柄数が1位の市場のみシグナルを出す」
などの手法が考えられます。
これはあくまで一例ですが、
こういった工夫をすることにより伸びる戦略も結構あるのではないか?
とは思っていたりしますね〜。
(※あくまで個人的な考えでは、特にパーフェクトレシオ【焔】に効きそうな気がしていますが苦笑)
シストレ上級者の方の多くは、
フィルターを使いこなしている場合が多い、
とは思っていたりしますね。
フィルターはとっかかりは難しいですが、
じょじょに慣れていくのがおすすめだったりします笑
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