(167)最近標準設定が500万のものが多いですが、理由はありますか?
■トレシズさんの戦略は最近標準設定が500万のものが多いですが、理由はありますか?
そうですね、
これは結構、
意図的に500万にするようにしています苦笑(ぇ
1つ目の理由は、
「ユーザー様目線で、各戦略の比較がしやすいから」
という点ですね。
次の理由としましては、
「資金500万というのが、意外と戦略の能力を見るのに適しているから」
と考えているためです。
これはなんといいますか、
銘柄分散数や、
仕掛けられる銘柄数がちょうどいいためですね。
たとえばですが、
ヒノカグ【上方ブレイク2】の場合ですと、
以下のような感じで、
50万ファイルですと通算利益率が+1700%超もあります。
・ヒノカグ【上方ブレイク2】_50万ファイル(レバレッジ2倍)の成績
https://www.torezista.com/blog/blog_2724/
→ 通算利益率: 1710.02%
・ヒノカグ【上方ブレイク2】_500万ファイル(レバレッジ2倍※標準)の成績
https://www.torezista.com/blog/blog_2730/
→ 通算利益率: 936.43%
なので、
本来であれば、
資金50万ファイルを標準ファイルにした方が見栄えが良くなります苦笑
低資金の場合の方がなぜ通算利益率が増えるか?という点についてですと、
それは、
「総資金に対する1銘柄投入額の割合がどうしても増えるから」
という点によるものです。
株には単元価格というものがあり、
また、売買手数料負けしないようにするためには、
1銘柄にある程度は入れなければならない、
という感じになってきますが、
そういった影響により、
低資金の場合には総資金に対する1銘柄投入額の割合が大きくなりすぎてしまうんですよね。
これはもちろん避けられないことではありますが、
あくまで個人的な考えとしましては、
「高資金の場合ほど、銘柄分散数を増やさないと実運用に耐えない」
と思っております。
これは、
私自身かつては1銘柄に突っ込むような集中投資もやっていたことがあるのですが(ぇ、
…やはりハラハラしすぎて継続できないわけです汗
そのためある程度銘柄分散数を増やすスタイルに行き着いた感じで、
これはもちろん、
「マーケットインパクトを抑制し、バックテストのパフォーマンスと実運用のパフォーマンスの差をなるべくなくす」
という目的もあります。
そのため、
資金500万というのはある意味銘柄分散数もある程度増やせ、
現実的な値に近づく資金量だと考えておりますので、
標準設定は資金500万にしている場合が多い、
というイメージとなります。
見た目上の通算利益率は、
低資金にした方が圧倒的に伸びますが、
私自身としましては、
「現実性を重視しているため、最近はある程度の資金量のファイルを標準ファイルにしている」
とお考えください苦笑
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