1日あたりの期待値を重視
効率を追求するなら、
「長期トレードよりも短期トレード」
と考えていたりしますね。
といいますのも、
たとえば上昇中の銘柄だとしましても、
必ずしも毎日上がっているわけではないためですね〜。
時には調整を踏まえつつ、
じわじわ上がっていく、
こういう動きも多いものです。
その際に、
「買いで調整中に持っているのは、ある意味効率が悪い」
ともとれますよね。
そのため、
あくまで理想論では、
「上がっている時だけ持っているのがベストであり、調整中には離すのがベスト」
ということになり、
それを実現できるのが
「短期トレード」
なわけですね。
たとえば、
「期待値が10%と大きいロジックができた!でも最適分散投資をすると、思ったよりも通算利益率が伸びない…なんでだろう?」
といった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
これは何が原因かといいますと、
絶対ではないのですが、多くの場合、
「保有日数が長いから」
という事例だったりします。
(※シグナル発生日が異常に少ないから、もしくは約定率が低いから、という場合もあります。)
たとえば1トレードあたりの期待値が10%だったとしましても、
平均保有期間が50日など長くなりますと、
1日あたりの期待値は、
10÷50=0.2%
程度でしかないわけですね汗
それだったら、
平均保有期間が1日、
1トレードあたりの期待値が1%というロジックの方が、
1日あたりの期待値が1%ありますので、
通算利益率は圧倒的に伸びる形になります。
もちろん、
保有期間が長いロジックの場合、
マーケットインパクト的な側面などメリット的な部分もありますので一概には言えないのですが、
あくまで「効率」という要素のみで見るなら、
「1日あたりの期待値の大きさ」(1トレードあたりの期待値÷平均保有期間)
を重視するのも1つの手、
だとは思いますね〜。
私自身も、
単なる期待値の大きさよりは、
「期待値÷平均保有期間の大きさ」
を重視しています。
そして、
これを突き詰めていきますと、
必然的に、
「短期トレードが最も効率が良い」
という結論に到達する形ですね苦笑
もちろん、
効率という部分以外のメリット・デメリットもありますので、
他の要素も踏まえて考慮する必要があるとは思います汗
ストラテジーの能力値というのも、
「総取引回数×期待値」
ではなく、
「総取引回数×(期待値÷平均保有期間)」
なのかもしれません(ぇ
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