売買銘柄を東証一部に限定すると?
売買銘柄を東証一部などに限定する手法は、
個人的には結構有効だとは思っています。
ただ、
「東証一部に限定してしまうと、取引機会が減少するから面白くない」
と考えられる方もいらっしゃると思うんですよね。
これはこれで、
双方とも一長一短がある、
とは思っていたりするのですが、
売買銘柄を東証一部に限定した場合のメリットとしましては、
・1トレードあたりの平均損失が、新興を含めた場合よりは小さくなりやすい
・また、売買対象を絞り込んでいるため、より一層戦略の動きが分かりやすくなる
などといった点がある、
とは思っていたりしますね〜。
たとえば、
新興を含めて期待値が3%の戦略があったとします。
そして、
東証一部に限定した場合には1.5%になるとします。
だとしたら、
「東証一部に限定して、1銘柄投入額を2倍にすればいい」
とも考えられるわけですね苦笑
シストレ初心者の方で、
もし大きく食らった取引がある方の場合、
その銘柄の市場を一度確認した方がいいかもしれません。
全てとは言えませんが、
結構、
マザーズかJASDAQの新興銘柄の場合が多いんですよね汗
比較的最近でいいますと、
すごい動きをしたニチダイやアキュセラなども、
東証一部ではありませんでした。
東証一部はやはり、
「上場基準が厳しい」
という点が結構大きいと思います。
上場審査基準
https://www.jpx.co.jp/equities/listing/criteria/listing/
…時価総額250億円以上など、
結構厳しいですね苦笑
なので必然的にある程度大きい企業が増え、
値動きも堅くなる、
という理屈ですね。
なので逆にいいますと、
新興等よりは平均的なボラが小さいのは間違いない、
とは言えるかもしれません。
順張り買いはさておき、
逆張り買いでは特に、
「新興よりも東証一部銘柄の方が期待値が高い戦略」
というのも多かったりします。
こういった感じで、
デメリットとも言える一方、
メリットと考えられる部分も多いので、
売買銘柄を東証一部に限定するのは1つの手法、
として考えていたりしますね。
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