長期投資で暴落相場に耐える方法
あくまで個人的な考えですが、
「長期投資で暴落相場に耐える方法」
という観点ですと、
私の場合ですと以下のように考えます。
まず、
私自身はドルコスト平均法的な考え主体なので、買いは、
・上昇相場では1銘柄あたりでは少なめの株数
・下落相場では1銘柄あたりでは多めの株数
という仕掛け方になります。
そして次に下落相場では、
2008年リーマンショックでは40%〜50%の株価下落がありました。
3.11は一時的でしたが30%ぐらいでしょうか。
実際に40%〜50%を食らうとかなりきついため、
たとえば資金量500万に対して、
買い250万ぐらいのポジション量でしたら、
総資金に対するDDは20%程度で済みます。
この「20%」ぐらいの数字のDDは、
長期投資では覚悟する必要がある、
というのがあくまで持論ですね(ぇ
(※実際のところは、配当があればこの数字は緩和します。また、ファンダメンタルズが良好な銘柄は、さすがにこれよりは抑えられるとは読みます苦笑)
ただ、40%〜50%も食らってはダメです苦笑
なのでここをどう考えるかといいますと、
「よほどの暴落相場をのぞいては、総資金に対して100%を持ってはダメ」
ということですね。
資金量500万だったら、
250万ファイルを使う、
ぐらいのイメージがちょうどいいかもしれません。
ただ、
ゴッドファンダのように売りがある場合には、
買い1戦略分ぐらいのDDはヘッジできる可能性があるため、
250万ファイルよりは増やせる可能性が高い、
とは思っています。
あとはできれば、
「ナンピンルール」
というのが必要かな、
と思います(ぇ
たとえばですが、
・株価またはTOPIXの期間上昇率(25日)が−40%より小さい場合には、残りの資金を使って追加で仕掛ける
・株価またはTOPIXの期間上昇率(3日)が−15%より小さい場合には、残りの資金を使って追加で仕掛ける
などといったイメージですね。
短期投資とは違い、
長期投資では、
「購入単価を下げる」
という点が非常に大事になりますので、
こういった暴落相場において、
仕掛けない手はない、
と考えていたりします。
もちろん、
「1銘柄あたりのリスクを抑える」
という点が非常に大事ですので、
ナンピン回数の上限を抑える、
1銘柄投入額合計の上限を抑えるなど、
対策は必要ですね。
2008年リーマンショックの場合でしたら、
個人的には以下のようなフローだと理想的かな、
と考えます。
・2008年9月段階では総資金500万に対して250万のポジション
↓
・2008年10月段階では−100万のDD(総資金に対しては20%のDD)
↓
・ナンピンルール発動で、残りの250万で買いを仕掛ける
↓
・おそらく2009年中にはDDから回復
このあたりは、
イザナミで完全に対応するのは無理ですので、
マイルールを作っておくのがいいかもしれませんね〜。
また、
2013年のような上昇相場で、
ポジション量が50%というのは若干もったいないかな、
とも思います。
なのでたとえば、
「ゴッドファンダ【止】の順張り買いシグナルが出ている間は、70%までは仕掛ける」
「ただし、順張り買いシグナルが出なくなったらその20%は手仕舞い」
などといった感じで、
ルールを設定しておくとなおいいかもしれませんね。
以下の3種類を用意するような感じです。
・まずは総資金に対する買い50%程度の資金ファイル
・上昇トレンドのみに発動する、総資金に対する買い20%程度の資金ファイル
・相当な暴落相場のみに発動する、総資金に対する買い50%程度の資金ファイル
なおこれは、
資金の大きい方の場合特に、
さらに細分化するとより安全だと考えます。
(たとえば、2008年リーマン級の暴落でも、20%ほどは余力を残しておくなど)
なお、
いろいろ書かせていただきましたが、
あくまで個人的な考えというだけですので、
あくまで1つ、とお考えください苦笑
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