システムトレードブログ

株シストレで原資抜きは可能かどうか?

トレシズシストレコラム

最近考えているテーマが、

表題の通りですが、

「原資抜き」

についてですね。

原資抜きとは要するに、

儲かった利益から利益分のみを再投資するような手法で、

・100万から利益が出て150万になった場合、利益分の50万のみを再投資する

ようなイメージですね。

この場合、

50万がどうなろうとも、

±0になることはあっても、負けることはありません苦笑
(※レバレッジをかけていない場合のみ)

またもちろん、

…一番最初に50万の利益を出すことそのものが難しいわけですが(コラ

ただ逆に、

その50万再投資した方がさらに倍になれば、

元金の100万を失ったとしても±0ですよね。

そういった意味では、

「リスクヘッジに特化した手法ではないか?」

と思うところがあったりしますね〜。

個人的にはだいぶ昔の裁量時代ですが、

短期トレードで得た利益を、

そのまま短期トレードに全ツッパということもやったりしました(コラ

これは今冷静に考えますと、

「下手な裁量で、時間軸が同じトレードに再投資している点が問題」

とも考えられます。

私自身がこれを株シストレに応用するとしますと、

「短期シストレ+長期シストレ」

といった感じで、

時間軸を分けたい場合に使うだろうな、

とは考えています。

長期シストレは、

やはりといいますか、

「短期シストレと比べて、有効性の実証が難しい」

という点があるかもしれません。

これはなんといいますか、

2000年以降の20年ぐらいのデータしかないためですね。

そのため、

あくまで個人的な考えですと、

「シストレにおける統計的な優位性は、長期よりは短期」

という位置付けだったりはするのですが、

ただ個人的に長期シストレを試している限りでは、

「結構優位性があるのではないか?」

という実感があります苦笑

これはもちろん、

シストレにファンダメンタルを組み合わせる必要がある、

というのが根本としてありますが(ぇ

配当金等、インカムゲインの影響も無視できません。

ただ、

やはり試せる期間には限界があるもので、

私自身が試している期間など、

…おそらく誤差の範囲です苦笑

そういった点もあり、

「長期の方は特にリスクヘッジが必要」

という見方もできまして、

だとすると、

「長期は原資抜き分の、どうなってもいい資金で運用するのが安全ではないか?」

と思ったりするところはありますね。

また他の理由もありまして、

長期ではやはり、

DDがかなり巨大になるのは避けられません。

これはなんといいますか、

買いポジションがある中で2008年のような相場が来たことを想定すると分かりやすいと思います。

ただ、

その巨大DDでも、

「どうなってもいい資金であれば、精神的なストレスは負担される上、さらに振るい落としに引っかかりにくくなる」

という見方をしますと、

原資抜きと相性がいいのではないか?

と思うところはあったりしますね笑

最近ですと、

仮想通貨の値上がり幅はすごかったですが、

冷静に考えますと、

株のヤフーやソフトバンク、ガンホーなどでも、

…長期ホールドであればえらい倍率です汗

これは短期では取ることはできないため、

「短期シストレ+長期シストレ+原資抜き」

というスタイルは1つに成り得るのではないか?

と思っていたりしますね笑

トレシズの「シストレコラム」の記事

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