売りの役割
売り戦略というのは位置付けがなかなか難しいもので、
誤差が生じるから絶対使わない、
という方もいらっしゃるほどです苦笑
あくまで個人的なスタイルですと、
売りはもちろん買いのリスクヘッジ用という意味合いもあるのですが、
別の視点でも考えているところがありまして、
「買いは買い、売りは売りで独立しているものであり、それぞれ単体でプラスを目指している」
というところがあるかもしれませんね〜。
買いと売りを両方混ぜて考えますと、
たとえば2013年のような超上昇トレンドで、
「買いの成績は良いが、売りが足を引っ張っている」
といった感覚になってしまうかもしれません。
私自身はこのあたりは若干違う考え方をしておりまして、
「売りの2013年は、いわば買いの2008年と同じ。そのため、2013年に売りで大幅に赤字になる場合、自分のポートフォリオのリスク管理が甘いのではないか?」
と考える感じかもしれませんね苦笑
買いと売りではロジックの組み方が結構異なる感じでして、
たとえば代表的な例を挙げますと、
期間高値に近い銘柄の買いは、
結構期待値がある場合が多い一方、
期間安値に近い銘柄の売りは、
…まったく期待値がない場合がほとんどです苦笑
このあたりが、
日本株は逆張り買いと相性がいいと言われる所以ではないかとは思っていたりするのですが、
売りではやはり、
「買いとロジックの組み方は異なるとはいえ、上昇トレンド対策は徹底的にする」
というのが個人的なスタイルかもしれませんね。
その上でですが、
結果的に買いのリスクヘッジになればいいなと思っています汗
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