システムトレードブログ

右肩下がりのグラフをくるっと上下反転させたいときがあります(ぇ

トレシズカスタマイズ方法

グラフがきれいな戦略を開発してみたけど、売買手数料負荷をかけると急に右肩下がりになる、こういった経験はありませんでしょうか?

実際売買手数料負荷1,000円をかけると非常にきれいな右肩下がりとなり、

「これが上下逆だったらすごい戦略なのになぁ…」

と思ったことは今までに数知れずですが笑

実際、右肩下がりの美しいグラフを作るのは非常に容易ですが、かといってロジックをひっくりかえしても右肩上がりになるということはほぼないので、なかなか悩ましい部分でもありますね〜。

売買手数料負荷をかけて右肩下がりとなるのは、たいていの場合

「1トレードあたりの期待値が足りない」

ためです。

私自身は常に往復売買手数料1,000円をかけて検証を行っておりますが、往復で1,000円もとられてしまう前提ですと、期待値は最低でも2,000円は欲しいところです。

また、1トレードあたりの期待値が6,000円を超えてくる戦略ですと、往復1,000円の負荷をかけてもグラフの形がほぼ変化しないようになってきます。

戦略は

A. 期待値が低く、シグナル数が多いタイプ
B. 期待値が高く、シグナル数が少ないタイプ

に分かれますが、往復売買手数料の影響が大きいのはAタイプの戦略です。

シグナル数が多い戦略の期待値を上げるのはなかなか難しいのですが、それでも最低2,000円の期待値は欲しいところかもしれないですね。

ただ、デイトレード(寄り引け型)の場合ですと、資金にもよりますが往復売買手数料は1,000円もかからないため、もう少し期待値が低くても問題ないかもしれません。

なお、1銘柄の投資資金が10〜15万円以下と小さい戦略(や最適分散投資ファイル)では往復売買手数料1,000円はちょっと多く見積もりすぎとなる場合もありますので、この場合には往復売買手数料負荷を1Tickにするなど、適宜調整してみてくださいね。

多数のクチコミ本当にありがとうございます、非常に嬉しくて開発意欲が沸いてきます笑

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