ノイズがある戦略とない戦略
個人的なポートフォリオの組み方ですと、
「ノイズがある戦略と、ノイズがない戦略を組み合わせる」
という手法を好みます。
これはどういうことか?といいますと、
■ノイズがある戦略
たとえば、TOPIXが25日線上の場合のみシグナルを出すような戦略
→TOPIXが25日線を割り込んだ後、リバウンドするような地合を取れない。
→つまり、TOPIXが25日線近くをウロウロしている時に結構ノイズが生まれる。
・メリットとしては、TOPIXが25日線下の場合にはシグナルが出ないので、
低DDに抑えられやすい
■ノイズがない戦略
常にシグナルを出す戦略
→TOPIXがどの位置にあってもシグナルを出すため、
TOPIXが25日線を割り込んだ後リバウンドするような地合でも取れる
・デメリットとしては、DDが大きい
といったイメージですね〜。
なぜこの2つを組み合わせるかといいますと、
先日の記事と似た内容かもしれませんね。
・前記事: 仕掛けない相場を設けるのはあり?
https://www.torezista.com/blog/blog_3503/
要するに、
「ノイズがある戦略」の場合低DDに抑えられやすいというメリットがある一方、
シグナルを出さないことがある意味カーブフィッティングにつながる場合もあるため、
こういった際にシグナルが出る、「ノイズがない戦略」を組み合わせていいとこどりをする、
といったニュアンスです。
こういう組み方にした場合、
リバウンドのパワーは若干落ちるものの、
シグナルが出ない時期を減らせたり、
DDが抑えられたりしますので、
結構便利だと思いますね〜。
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