出来高制限について
最適分散投資ファイルにおきまして、
「直近出来高3日間の0.50%を上限」
といった設定があります。
これは要するにマーケットインパクトの影響を抑えるための設定で、
0.50%という数字は、
できるだけ抑えた方がより現実に即したロットになると思います。
「この設定はどのあたりの設定がいいか?」
という点についてですが、
まず日数についてです。
たとえば前日終日ストップ高だった銘柄や終日ストップ安だった銘柄も狙うような戦略の場合、
直近出来高1日間ですと、
終日値幅制限張り付き銘柄は出来高が減りやすく、
該当銘柄へのシグナルが出にくくなります。
一方、前日終日ストップ高銘柄などは、
値が付いた日にボラの宝庫とも言えますので、
そういった銘柄にシグナルを出したければ、
直近出来高3日間など多少期間を長くした方がいい場合が多い、
と思っていたりしますね〜。
逆に、
終日ストップ高銘柄などを基本狙わない戦略の場合、
直近出来高1日間でいいのかもしれません。
次に0.50%という数字ですが、
あくまで私自身は2種類の設定を使う場合が多いです。
・0.50%
・0.20%
の2つですね。
なぜこの2つを使っているかといいますと、
…2つを比較したいためです苦笑
ただ、
運用していて正直なところ、
…あまり差は感じませんが汗(ぇ
そのためそれぐらい漠然とした要素だとは思うのですが、
もちろん総資金が大きいほどこの数字が小さい方がいいのは間違いないと思いますので、
「0.50%という数字は可能な限り下げるのがやはり無難ではないか?」
と思っていたりしますね〜。
集中投資型の場合や、
1銘柄の重複仕掛けを許容するスタイルの場合、
実際この数字は下げた方がいいと思います。
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