システムトレードブログ

個人的な複数戦略運用の際のポリシーです。

トレシズポートフォリオ

システムトレードの運用方法には実際さまざまな方法がありますが、

私自身は、

「戦略毎に個別の資金を用意し、その上で買い戦略と売り戦略のバランスをほぼイーブンにする感じで複数戦略を運用する」

というスタイルを採用しています。

正直、利回り的に一番効率がいいのは、

「将来的な成績がいい1戦略を全資金で運用する」

という手法ですが、1戦略に集中投資するのはリスクが大きすぎますし、何よりシステムトレードの根本といたしまして、

「その戦略の将来的な成績がいいかどうかがどうしても見えない」

という部分がありますので、リスクを分散するために複数戦略を採用するわけです。

この戦略という部分を嫁さんや彼女に置き換えて考えるとすごいことになりそうですが(コラ、

それはさておき…

複数戦略を運用した際に、将来的に成績がいいものもあれば、どうしても悪くなってしまうものもあります。

これはシステムトレードの性質上どうしても避けられないことではあるのですが、

この際に私自身が考えることを書いてみます。

たとえば、戦略Aと戦略Bをそれぞれ100万円ずつで運用を開始したとします。

戦略Aは50万円の利益を出し、150万円になったとします。

そして、戦略Bは20万円の損失を出し、80万円になったとします。

この際に、戦略Bは元本である100万円から20万円減ってしまったため、戦略Aの利益から20万円を補填しようかと考えてしまいそうですが、

私の場合ですと、絶対に補填しません。

これはなぜかといいますと、私自身の根本的なポリシーに、

「各戦略毎のリスクは、ある一定レベルに限定するべき」

という考えがあるためです。

上記の場合ですと、戦略Bの元本は100万円ですので、どんなに損失が出てもリスクの上限は100万円に限定されます。

また、株では運悪く上場廃止銘柄でも引かない限りは、半減ぐらいはあってもそう簡単には0にはなりません。

そのため、成績が悪い戦略の場合には結果を受け入れた上でリスクを限定したまま運用を続け、

成績が良い戦略の場合には、利益が出ている分リスクをかけられますので、場合によっては追加投資もありえます。

この考え方は、一般的なトレード手法でいいますところの、

「損切りは早く、利益は伸ばす」

という考え方にも通じるところがありますね〜笑

成績が悪い場合元本は減りますが、その分その戦略の投資金額も減っていきますので、資産の減少速度は減っていきます。

そういった意味で、損失の補填さえしなければリスクは限定され、精神的な負担も軽減するというイメージですね。

以上はあくまで私の考え方で、もちろん絶対正しいというものではありませんが、

1つの指針になれば嬉しいです笑

間違っても嫁さんに置き換えてはいけません(コラ

トレシズの「ポートフォリオ」の記事

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