システムトレードブログ

戦略の運用継続に関する考察

トレシズ運用方法

私自身の運用方法は、いつも書いておりますとおり買いと売りのバランスをイーブンにし、各戦略の資金配分も一定にするという手法を採用しております。

ゴッドブレス改だけ複利で運用しておりまして、しかも資金配分を増やして複利にしているのも事実ですが、これは私自身の新たな試みという要素もありますため、あまりおすすめはできません苦笑

今日は、不測の事態に備えた考え方ではありますが、成績が悪い戦略の見切り時について書いてみたいと思います。

システムトレード戦略というものは、過去の期待値が高かった手法を用いて機械的に売買を続けていく手法ですが、

もちろん大前提といたしまして、

将来的にも有効な手法もあれば、将来的に機能しにくくなる場合もあります。

これは誰にも未来が読めないためどうしても分からない部分ではあります。

ちょうど、欧州の債務危機は収束するのかどうか?を読むのと似ていますね苦笑

未来が読めれば当然お金持ちになれるのは必然である一方、

未来を読むことはどうしてもできないため、

システムトレード戦略の場合は、開発段階で

「なるべく将来的に機能する可能性が高いと思われる、相場の基本に基づいたロジックであるかどうか」

を十分に考慮する必要があると思っていますね〜。

ただ、実運用後に、アメリカ同時多発テロや、震災など、不測の事態が発生した場合、買い戦略でDDが発生するのはやむを得ない部分もあります。

突然の相場変動は過去に何度かありますが、個人的な経験上では好材料による上げよりも悪材料による下げの方が多いような気がしています。

そういった意味では、売り戦略の方が突然の相場変動には強いともいえるかもしれませんが、

売り戦略の場合は特に銘柄個別の動きの影響が大きいですので、バランスがとれているのかもしれませんね汗

上記のような感じで、買い戦略におきましては特に不測の事態により一時的にDDが大きくなる場合がありますが、

たとえば私の場合ですと、天変地異系の悪材料により大きなDDが発生した場合には、その戦略は見限りません。

これは各戦略(特にシグナル数フィルターが使われていない戦略)の成績推移グラフをご覧いただきますと分かる通り、一時的な悪材料による下げは、すぐに元に戻る場合が多いからですね。

私が戦略を見限る場合がありますのは、以下の3点の場合です。

(1)通常の相場で最大DDが50%を超えた場合
(2)買い戦略で、上昇相場で半年ほどの期間で大幅に負け越した場合
(3)売り戦略で、下落相場で半年ほどの期間で大幅に負け越した場合

(1)はいつも書いていることですので省略しますが、

(2)と(3)も意外と重要な要素です。

各戦略の得意相場がありますため一概にはいえないですが、

買い戦略は上昇相場で勝ちやすく、売り戦略は下落相場で勝ちやすいのは当然のお話となりますため、

これを満たせない場合には、

・戦略の運用資金を減らす
・もしくは、戦略の運用を停止する

といったことを考慮する場合もあります。

ただ、私の場合ですと、

(4)新戦略ができた際に、運用戦略が多すぎるため成績が悪い戦略の運用を停止する

ということもあります(コラ

でも、運用を停止した戦略の成績が逆に良くなるというのは最近もよくありまして、

ちょうど、

「損切りした銘柄がそこから暴騰してストップ高連発で悔しい思いをする」

といった感覚に似ていますね苦笑

そのため私自身は、

成績が悪い際に完全に運用を停止するよりは、資金を落として運用を継続する手法をおすすめしたいですね〜笑

トレシズの「運用方法」の記事

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