システムトレードブログ

指値戦略とレバレッジは相性がいいと思っています。

トレシズ投資手法

各戦略の仕掛け方法にもさまざまなものがありますが、

代表的なものとしましては、成行・指値・寄指が挙げられると思います。

ここで、約定しやすい順でいいますと、

成行が最も約定しやすく、次いで指値、最も約定しにくいのが寄指ということになると思います。

寄指の場合は寄付で約定しなければ失効してしまうためこれは当然の順ともいえるかもしれませんね〜。

とはいえ、終値が300円の銘柄に、寄指350円で仕掛ければ成行並の約定率にはなると思いますので、

指値と寄指の約定のしやすさはあくまで指値の金額に依存するとは思います。

■個人的な体感による買い戦略の約定のしやすさ(上に行くほど約定しやすいと感じています。)

成行
 ↑
指値(終値+0%)
 ↑
寄指(終値+1%)
 ↑
寄指(終値+0%)
 ↑
指値(終値-2%)
 ↑
寄指(終値-1%)
 ↑
指値(終値-5%)

そして、複数売買ルールで「成行」の戦略と「指値(終値-5%)」の戦略を100万ずつで平行運用した場合、

一見両戦略のバランスはイーブンになるような感じもしますが、

個人的には上記の場合ですと「成行」の方の戦略の成績の影響が強くなると思っています。

これは単に、「指値(終値-5%)」のほうが約定しにくく、「成行」の方が約定しやすいため、

もちろん成績はその戦略のフォワードにかかっていますが、「成行」のほうが資金を有効に使っているため資金効率が高く、

勝つときの資産増加速度も速ければ、負けるときの資産減少速度も速い、ということになります汗

上記だけ見てみますと指値の方は資金効率が悪いという欠点だけがみえてしまいますが、もちろん

・相場が悪い際にDDを抑えやすい
・トレード毎勝率が高い

といったメリットもあります。

以下は絶対に正しいというわけでもなく、推奨というわけでもありませんのであくまでご参考としてみていただければとは思うのですが、

指値戦略(特に指値を-4%以下など大きく下の値にしているもの)はレバレッジが非常に有効だと思っています。

といいますのも、指値(終値-4%)を指定して全ての注文が約定するのは、3月の震災時やNYダウ暴落時など、オーバーシュート時以外にはあまりないと思います。

そのため、通常の相場での資金効率を上げたい(約定数を増やしたい場合)には、たとえば以下のような手法が考えられます。

総資金:200万円
レバレッジ:1倍
1銘柄あたりの投資金額:20万円(10銘柄分散)
 ↓
総資金:200万円
レバレッジ:1.5倍(300万円)
1銘柄あたりの投資金額:20万円(15銘柄分散)

というようにレバレッジをかけますと、

レバレッジをかけない場合に比べまして5銘柄ほど注文数が増えますので、それに伴い約定数が増える可能性があります。

また、大きく下で指す指値戦略の場合には全ての注文が約定する場合はそこまで多くありませんので、

約定数が増える分資金効率が高まる可能性があるともいえます。

ただ、相場のオーバーシュート時などには全部の注文が約定してしまう場合もありますため、そういった際を考えるとリスクが高まる部分もあるとはいえるのかもしれませんね〜苦笑

そのためおすすめとは申し上げられませんが、いろいろカスタマイズを試したい方には一考の余地がある手法とはいえるのかもしれませんね〜。

トレシズの「投資手法」の記事

前々記事:不成注文もマーケットインパクト抑制につながると思います。
前の記事:順張りの弱点とは?
今の記事:指値戦略とレバレッジは相性がいいと思っています。
次の記事:知り合いの手法のご紹介です。
次々記事:引けで仕掛けるシストレ戦略も有用だと思っています。

おすすめ記事

売り戦略に関するQ&A

今日は、トレード初心者の方が苦手意識を感じやすい、「売り戦略」に対する個人的な…

常に100%持ち越すのはありなのか?

時々話題に出させていただいているテーマではありますが、個人的に最近研究しており…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る