システムトレードブログ

逆指値を使った損切りなど、便利な設定方法

トレシズイザナミの使い方

ただいまゴッドフリート2の最終調整をしておりまして、

いろいろ調べてみました結果、どうも翌日始値と翌日終値を使うと能力が上がるようですね〜。

翌日始値と翌日終値は要するに仕掛けた日の当日の始値と終値を使うということになりますが、たとえば

「前日比がプラスで終わりそうだったら注文はそのままで、明らかに下落している場合には注文を取り消す」

といった感じで、仕掛けた日の引け間際で簡単な判断をする手法があります。

私のオーバーナイトテストのような暴騰銘柄に仕掛ける場合と比べますと動きが緩やかな銘柄が多く、

また一目で分かる簡単な指標で判断できますので紛れは小さいと思うのですが、

ゴッドシステムは元々忙しい方向けに構想したシステムのため、

こういう手法を使っていいものかと苦悩しています苦笑

現状はメインファイルは別なロジックとして、上記のような翌日始値と翌日終値を使ったバージョンも同梱させていただこうかと考えています。

そういえばこの翌日始値と翌日終値などは非常に便利です。

まず、翌日始値と翌日終値などの値を有効にするためには、

イザナミのお知らせ画面の左上オプションで、「翌日始値/翌日安値/翌日高値/翌日終値を使用する(上級者向け)」にチェックを入れますと、

仕掛け条件などの設定の際の「基本データ」の中に、「翌日始値/翌日安値/翌日高値/翌日終値」が表示されるようになります。

1点ご注意点としましては、

前日の段階ではもちろん翌日の株価は分かりませんため、

「翌日始値/翌日安値/翌日高値/翌日終値」を使ったロジックで翌日のシグナルを抽出しようとしても翌日のシグナルは表示されません。

そのため、上記値を使うのはあくまで過去の検証時が主体ということになると思いますね〜。

たとえば、

「このロジックは、仕掛け銘柄が前日の終値よりも安く始まったらどういう結果になるんだろう?」

といった際の検証をする場合などによく使います。

あとはついでにお知らせ画面の左上オプションで、「執行方法の選択の指定値で強制約定させる(上級者向け)」にもチェックを入れておくと便利です。

以下に便利な使い方をいくつかご紹介させていただきますね。

■翌日の始値が前日の終値よりも安く始まっていた場合(前日比%がマイナスで始まった場合)に成行で買いを仕掛けたらどうなるかを検証する場合

【仕掛けパレット】
01:00 翌日始値が終値よりも小さい
02:00 翌日寄付で買いを仕掛ける(01:00と02:00の間は青→)

この設定は特に朝の9時前後にお時間をとれる方にとって有効で、

翌日の始値が安く始まった場合だけ仕掛けたいといった場合に便利です。

上記で事前にバックテスト検証しておけば期待値も分かりますので、後は仕掛け日の9時前後に集中するのみですね笑

ただ上記設定は翌日のシグナルを抽出することができません。(翌日始値というのは事前には分からないため、銘柄の抽出のしようがないためですね。)

そのため、事前に期待値を調べたい際など、検証時のみに使う機能だと思いますね〜。

■スイング戦略で寄成で買いを仕掛け、仕掛け日当日に損切りライン(建値−5%)に到達したら逆指値で損切り、到達しなかったら翌日に手仕舞い

【手仕舞いパレット】
01:00 安値が建値(−5%)より小さい
01:01 当日指定値[建値(−5%)]で手仕舞いする(01:00と01:01の間は青↓)
02:00 翌日寄付で手仕舞いする(01:00と02:00の間は赤→)

いろいろ検証してみたのですが、上記が最もシンプルかもしれません。

ただ、仕掛け日当日の始値がストップ安ではなく、終値がストップ安だった場合にはザラ場中の損切りがされずに翌日に持ち越されたとして計算される場合があるような気がします。

あと、仕掛け翌日(手仕舞い日)の安値が建値−5%以下の場合、始値ではない値で手仕舞ったことになる場合があるため、

上記はあくまでざっくりとした検証方法とはいえるかもしれませんね〜。

逆指値による損切りはもう少し検証してみたいと思います汗

デイトレの逆指値による損切りは、イザナミHPに掲載されていまして、詳しくはこちらの図解をご覧いただいたほうが確実ですね笑
http://www.izanami.jp/v2support/faq_category_01.html?ac=4#a_15

株システムトレードLAB様にもヒノカグシステムをご紹介いただき大変ありがたく思っております笑

私自身、フォワードが楽しみですね〜。

■トレシズさんから待望のデイトレードL&S戦略「ヒノカグシステム」がリリース!
http://systrelab.com/blog/2012-10-26.html

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