(26)シストレの場合、特定口座と一般口座のどちらを使うのがいいでしょうか?
今日はよくあるご質問と回答シリーズで、
ご質問をいただきましたこともあり、「税金および特定口座と一般口座の考慮」について書かせていただきたいと思います。
■シストレの場合、特定口座と一般口座のどちらを使うのがいいでしょうか?
まず、特定口座と一般口座の違いは以下のような感じです。
・特定口座(源泉徴収あり)
→年間取引の損益計算および源泉徴収を証券会社が行ってくれるため確定申告は不要
・特定口座(源泉徴収なし)
→年間取引の損益計算を証券会社が行ってくれるが、源泉徴収はされていないため確定申告が必要
・一般口座
→ご自身で年間取引の損益計算および確定申告が必要
という感じかもしれませんね〜。
配当所得の税額控除や損失の繰越控除のためにはとどのつまり確定申告が必要なので苦笑、
最も便利なのは「特定口座(源泉徴収なし)」ではないかと思っていますね〜。
個人的には面倒なので「特定口座(源泉徴収あり)」を使っています(コラ
特定口座(源泉徴収なし)の場合、源泉徴収されないため確定申告の必要がもちろんありますが(過去3年間を含めてマイナスでなければ利益分の10%を確定申告時におさめる必要がありますが)、
利益が出ている場合に日々税金が源泉徴収されることはないため、
より一層イザナミの検証結果と近い見た目になりやすいという意味では便利でしょうね〜。
また、トレードを含めました副収入が20万円を超えない場合には税金を払う必要がなかったと思います。
…ただ、できれば
「今年も利益が出てしまった。税金を払わざるをえないなぁ」
という嬉しい悲鳴の状態になれれば個人的にもいいなとは思っていますが笑
私のように税金の計算が面倒な方は「特定口座(源泉徴収あり)」、
イザナミの検証結果と見た目上近くしたい方は「特定口座(源泉徴収なし)」
という位置づけではないかと思っていますね〜。
いずれにしろ確定申告は行った方が得です笑
■ストラテジーで税金を考慮した検証をするにはどうすればいいですか?
ゴッドブレス2の税金・売買手数料を含めました概算値を計算してみました。
・ゴッドブレス2の成績
2000年以降の通算利益率:1112.4%
2000年以降の総取引回数:2251回
2000年以降の損益:1668.6万円
税金相当額:166.8万円(1668.6万の10%)
→1トレードあたりの税金:166.8万÷2251=741円
・ライブスター証券の往復売買手数料:84×2=168円
→1トレードあたりの税金と往復売買手数料を合計した総額=909円
2000年から検証した場合のゴッドブレス2の利益は1668.6万円となります。
税金は利益分×10%かかりますため、2000年以降の税金総額は166.8万円となります。
この税金の値を総取引回数で割った値が、1トレードあたりでかかる税金です。
そのため、1トレードあたりおおよそ741円の税金がかかるということになります。
また、ライブスターですと往復売買手数料が168円ですので、
税金+往復売買手数料=909円と考えられます。
次に、ゴッドブレス2の往復手数料を909円として検証したのが以下の結果です。
・1トレード負荷909円をかけた場合のゴッドブレス2の成績
2000年以降の通算利益率:977.49%
2000年以降の損益:1466.2万円
期待値:6,516円(1.81%)
パフォーマンスの差は
(977.49%÷1112.4%)×100=87.8%
程度ですので、極端なレベルではないと思っていますね〜。
実際には信用の場合金利や逆日歩等がかかりますため、保有日数の長いストラテジーの場合にはもうちょっと負荷をかけるのもいいと思います。
税金は簡単なニュアンスですと「トータルでプラスになっている場合のみかかる」イメージですので、
(全戦略あわせてマイナスであれば)DD中にはもちろん税金はかかりません。
そのため、微妙なお話ではありますが、負けている時には税金負荷の考慮は必要ないということになります苦笑
ただ、DD中でももちろん売買手数料だけはかかりますため、売買手数料の負荷の考慮は必須かもしれません。
以上いろいろ書かせていただきましたが、
税金につきましてはあまり詳しくないため、若干間違っているところがあったら申し訳ないです汗
あくまで簡単なニュアンスとしてとらえていただければ幸いです苦笑
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