指値指定の逆指値につきまして
ソードアートオンラインやFate/Zeroを見終わり、最近はちはやふる2と新世界よりなどを見ています笑
新世界よりは途中まで見ていた段階ではうーんという感じでしたが(コラ、
話が進むにつれて面白くなってきましたね〜。
今日はときどきいただくご質問で、
「逆指値が使われた戦略で、成行ではなく指値でもいいのでしょうか?」
という点についてです。
たとえばですが、一般的な逆指値戦略は通常「成行による逆指値」を使うと思います。
株価が101円以上になったら逆指値で仕掛けるといった条件の場合、
株価が101円以上をつけた段階で成行という形ですね〜。
始値がもし105円といった感じで指定値よりも高く始まれば、始値の時点で逆指値が発動します。
「成行による逆指値」の最大の問題点はスリッページですね汗
これはもちろん101円の板の厚さにもよるのですが、
101円の板がものすごい厚ければスリッページはほぼ発生しないでしょうし、
101円の板も102円の板も103円の板もスカスカの銘柄の場合、買い手に比べて売り手が少ないため、成行による圧力で104円で約定してしまう場合もあるかもしれません。
これは銘柄や板の状況によるため微妙なところなのですが、
私自身の運用上でもスリッページが大きい銘柄の大半はマザーズやJASDAQの新興銘柄ですね苦笑
今ですとソニーやアイフル、ミヨシ油脂などのような板が厚い銘柄の場合にはスリッページは無視できるレベルだと思いますが、
パピレスやゲートウェイ、カルナバイオ、データ・アプリケーションやユーグレナ等、板が薄めの銘柄の場合よくスリッページが発生しますね〜汗
ガンホー、ナノキャリアやメディネット、ワイヤレスゲート等は、板が厚い(もしくは比較的各呼び値毎に板がある場合が多い)ため上記よりはだいぶマシですが苦笑
そのためスリッページを避ける最もベストな手法は「東証一部銘柄に限定する」となりますが、
売買対象が減ってしまうため資金効率が落ちるのは避けられないかもしれません。
そのため一般的には、
「逆指値戦略でスリッページが発生するのは避けられないため、資金効率重視ということで新興のスリッページも甘んじて受け入れる」
という感じにはなってくると思います苦笑
もしザラ場を見られる方の場合には、
新興銘柄の板の薄そうな銘柄のみ監視し、仕掛けの1ティック前の板が食われそうになったらそこですかさず仕掛けるといった手法によりスリッページが減ります。
ただこれは雰囲気を読まないといけないので、なかなか集中力を要するのですが苦笑
私の場合ですと、基本的に短期トレードでは「大口についていく」ことが基本になってくると思っていますので、
たとえば200,000株の売り板に対して100,000株の買いがぶつけられたら、この板は食われると読んですかさず仕掛けたいと考えますね〜。
逆に、200,000株の売り板から1,000株だけ買われた際には無視です笑
基本的に暴騰する銘柄の場合、
「現在の株価よりも下の買い板よりも、上の売り板の方が厚い場合が多い」
とは思っていたりしますね〜(ぇ
ぶ厚い売り板がどんどん食われていくような動きをしている銘柄が、その日本当に強い銘柄だと思っています。
成行以外の手法として「指値による逆指値」がありますが、
これは「株価が101円以上をつけた段階で101円で指す」といった手法ですね〜。
スリッページを完全に防げる手法である一方、
・始値がもし105円といった感じで指定値よりも高く始まった際には、株価が下落しない限りは約定しない
・101円で指したのはいいものの、株価があっという間に上にいってしまって空振る
といった欠点があります。
特にブレイクアウト系戦略では上値抵抗を超えた瞬間に仕掛ける場合が多いため、
株におきましてこういった上値抵抗を超える瞬間の動きはものすごく速く、まず同値では買えない場合が多くなります汗
「株価が101円以上をつけた段階で101円で指す」という手法の場合、東証一部銘柄はまだいいのですが、新興銘柄ではだいぶ約定率が落ちると考えられますね〜。
そのため、指値の場合には「株価が101円以上をつけた段階で104円で指す」といった感じで、上の株価で指すのが便利だとは思います。
105円以上にワープしてしまった場合には約定しないため、スリッページは上記の例ですと3円幅上限に限定される形になるためです。
こういった感じで一長一短がありますが、
個人的にはあまりスリッページは気にしていないところがありまして、これは今のところスリッページの影響だけである程度のスパンで負け越したという事例がないためですね苦笑
スリッページがどうしても気になる方の場合には、特に大きなスリッページが発生したトレードの日付・銘柄・指値と約定値を都度メモしておくといいと思いますね〜。
メモしておきますとどんな銘柄でスリッページが発生しやすいか見えてくると思いますし、その戦略でスリッページが発生する際どの程度の大きさになるかが見えてくると思います。
…そのメモ帳はおそらく新興銘柄で埋め尽くされると思いますが(コラ
重要なのは、そういった大きなスリッページが発生した銘柄を1ヶ月間などのスパンで集計し、
トータルで勝ち越しているかどうかを計算するといいかもしれませんね。
勝っていればスリッページが発生しても問題ないということになりますし、
逆に負けているのであれば、
「どれぐらいの%のスリッページが発生すると負けやすい」
というラインが見えてくると思います。
たとえば「5%以上のスリッページが発生すると厳しいようだ」といった感じでラインが見えてきたとしましたら、
今後は「指値による逆指値」に切り替え、「指定値に到達したら指定値+5%で指す逆指値注文」に切り替えますと、
5%以上のスリッページが発生しないようになるため便利だと思いますね〜。
上記だと始値が高く始まった銘柄をつかめないことがありますため、
ザラ場を見られる方の場合、理想的には
(1)まずは普通に成行の逆指値を入れておく
(2)仕掛けラインに到達していない銘柄のみ、「指定値+5%で指す指値の逆指値注文」に変更する
といった感じにしますと、もしかしたら結構効果があるのかもしれないですね〜。
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