システムトレードブログ

上げた銘柄を狙うか、下げた銘柄を狙うか?

トレシズ投資手法

前日比プラスで始まった銘柄と、マイナスで始まった銘柄の期待値を比較してみました。

■前日比プラスで始まった銘柄を買い対象とした場合

・仕掛け条件
翌日始値が終値より大きい場合に翌日寄成で買い

・手仕舞い条件
翌日寄成で手仕舞い

総取引回数: 608,927回
期待値: 0.02%
今年の期待値: 0.32%(2005年0.25% 2008年−0.30%)

■前日比マイナスで始まった銘柄を買い対象とした場合

・仕掛け条件
翌日始値が終値より小さい場合に翌日寄成で買い

・手仕舞い条件
翌日寄成で手仕舞い

総取引回数: 503,321回
期待値: −0.01%
今年の期待値: 0.33%(2005年0.15% 2008年−0.00%)

この2つの比較から分かることとしましては、

「今年の相場(今日までの相場)は何を買っても勝てる」

という点でしょうか(コラ

とはいえ意外なことに、

「前日比プラスで始まった銘柄の方が期待値が高い」

という結論が出ています汗

やはり前日比プラスで始まりますと値上がり率ランキングにインする場合も多くなるため、

買いが集中しやすい点はあるのかもしれないですね〜。

特に面白い点としましては、

・2005年のような上昇相場では、前日比プラスで始まった銘柄を狙うべき
・2008年のような下落相場では、前日比マイナスで始まった銘柄を狙うべき

という傾向が出ています。

順張りは上昇トレンドが得意、逆張りは下落トレンドが得意という傾向が、

バックテスト結果からも証明されているのかもしれませんね〜。

そのため、順張り買いがどんな相場に通じるわけでもなく、

逆張り買いもまたどんな相場にも通じるわけではないというのは相場の本質だと思っておりまして、

明確な上昇トレンドでは順張り買い中心、

明確な下落トレンドでは逆張り買い、もしくは順張り売り中心にする、

といった組み替えも非常に有効だとは思っていますね笑

ただ今年のような相場ですと、順張り買いでも逆張り買いでも通用しているようです。

そのため、上記の要素に加え、

「順張りと逆張りのどちらがご自身に合っているか」

という点を考慮にいれますと、より一層継続しやすいポートフォリオが出来上がるのではないかと思っていますね〜。

ちなみに最近の私のスタイルですと、

今のような地合は順張り買い中心で、

逆に下落トレンドでは順張り売り中心です(コラ

これは以前とは多少変わってきた部分もあるかもしれないですが、

最近はトレンドフォロー中心のポートフォリオが好みになってきているようです。

そこに、ヒノカグ系などの短期の逆張りを組み合わせる感じがバランスがいいような気がしていたりしますね〜。

トレシズの「投資手法」の記事

前々記事:トレンドライン+シストレという考え方もあると思っています。
前の記事:寄り天対策の売り戦略?
今の記事:上げた銘柄を狙うか、下げた銘柄を狙うか?
次の記事:引けで仕掛ける戦略は便利?
次々記事:買いと売りはどちらが優れているのか?

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