ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】につきまして

ようやくですが、ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】をリリースさせていただきました笑

この戦略はトレシズ戦略初となる完全な順張り売りとなりますが、正直相当開発が難航しました汗

といいますのも、2012年以降は明らかに売りに不利な相場が続いていますため、特に上昇トレンド対策を重視しなければならなかったためですね〜。

また、一度でも順張り売りのデイトレ開発にチャレンジしたことがある方ですとお分かりいただけるのではないかと思うのですが、

「デイの順張り売りは、期待値を上げるのがとにかく難しい」

という点があります。

個人的な体感上ですと、買い戦略の10倍は開発が難しい気がしますね〜苦笑

今のような上昇トレンドでどういう売りだとDDが抑えられやすいのか？

という点を調べたかったこともあり、トレード日記側ではこの上昇トレンドで果敢にも毎日空売っていますが（ぇ、

狙う銘柄がいいのか、なぜか資産曲線は1月以降プラスで推移しています。

…もちろん、地合が地合なので大幅なプラスとはいかないですが苦笑

ただ、毎日空売ってデータをとっていたのもだいぶ参考になりまして、

どういう銘柄を狙うのがいいのか、またどういうタイミングで売るのが効率がいいのか？

という個人的な考えを盛り込んで完成したのがヒノカグ・ショート【下方ブレイク】です。

順張り売りということで、本来は今のような上昇トレンドというよりは下落トレンドメインの戦略として考えておりまして、

今はヒノカグ【上方ブレイク】にまかせ、相場が反転したら今度はショート、といった役割分担が実現できればベストだと思っています笑

なお、トレード日記側では外部指標は未使用で、しかも日々15シグナルほど出るようにカスタマイズして使っていますが、

そのせいかバックテスト段階の期待値が販売戦略の半分もありません（ぇ

販売戦略側は売りの順張りとしてはバックテスト段階の期待値が結構高い部類だと思っておりますので、

今後の成績に寄せる期待も大きいですね〜。

ちなみに今日のシグナルだった8585オリコは、イザナミの表示上での約定値265円に対しまして、私自身の実弾では266円で約定と、1円スリッページが抑えられました笑

とはいえ、オリコほど板の厚い銘柄の場合には当然という気もしますが（ｺﾗ

ただ、売り戦略は貸借銘柄が対象となり、また貸借銘柄には東証一部銘柄が多い点、

売り人口の方が買い人口よりも少ない点、

また51単元以上は下値で売れない点（これが大きいかもしれません。買いだと何単元でもいけてしまうため）、

個人的な実運用による体感値を交えた推測ですと、

「買いよりも売りの方がスリッページが抑えられやすいのではないか？」

という読みがあります。

ひとまず、ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】のカスタマイズ方法についていくつか書かせていただきたいと思います。

■上昇トレンドでの売りを避けたい場合には？

最適分散投資ファイルにおきまして、「【強相場用】ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】」のチェックを外しますと、

上昇トレンドにおける売りシグナル数を大幅に減らすことが可能です。

上昇トレンドでも売りシグナルが出るようにしておりますのは主に寄り天対策や、相場の転換点対策という意味合いもありますが、

順張り売りということでメインはやはり下落トレンドとは思っておりますので、

上記のように通常相場ロジックだけを使うというのも一案です。

■下落トレンドのシグナル数を増やすには？

通常相場ロジックが下落トレンドメインの戦略となりますが、こちら側のシグナル数を増やすのは有効だと思っております。

といいますのも、2006年や2008年などの暴落時にはたいてい通常相場ロジック側が動いているためですね。

下落トレンドのシグナル数を増やすには、以下のようにします。

（1）バックテスト側の左側売買ルールで「ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】」をクリックした上で、「仕掛け」をクリックし、仕掛けパレット01：00の値を−0.5などにする

（2）または、バックテスト側の左側売買ルールで「ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】」をクリックした上で、「仕掛け」をクリックし、仕掛けパレット03：00の値を20などにする

■その他

200万円以下の資金ファイルの場合ですと、最適分散投資側の優先順をカスタマイズするのも有効ではないかと考えられます。

具体的な指標につきましては説明書に記載してありますので、ご興味のある方は試してみてくださいね。

ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】
https://www.torezista.com/strategy/detail/208/