逆指値を語るシリーズ(3)
さきほどまでちはやふる2を見ておりましたが、相変わらず熱いですね〜。
かるたでここまで熱くなれるものなのか?という感じで、毎回楽しんでいます笑
今日は逆指値シリーズです。
たとえば今日の地合でいいますと、おそらくは順張りよりも逆張りの方がだいぶ効いたと思いますね〜。
といいますのもやはり、全ては「ブレイクアウトしている銘柄が少ないため」です汗
順張りと逆張りのどちらが効いているかはおおよそ日経平均の位置で判断できまして、
たとえば日経平均が最高値にある状態での陽線だったりしますと、ブレイクアウト系戦略が最も得意とする相場です。
一方、今日のようなNYダウが下げ、日経平均も大幅に下げて寄り付いた後の陽線ですと、逆張り買い戦略の出番、ということになります。
今日のような地合でもブレイクアウトしている銘柄が0ではないためもちろんブレイクアウトでもとれないことはないのですが、
安寄りからの陽線という銘柄数の方が圧倒的に多いことを考えますと、
逆張りの方がとりやすかったのは事実かもしれませんね〜。
このように、結構日経平均の位置で順張りと逆張りの優位性が変わります。
そのため、今は順張りのブレイクアウトが流行していますが、
これが必ずしも絶対ではない、ということですね(ぇ
個人的には以前から書かせておりますとおり、順張りも逆張りも両方ポートフォリオ内に欲しいとは思っておりまして、
これは多くの場合、一方が苦手とする相場を、一方が得意とする場合が多いためだったりします苦笑
たとえば今日はブレイクアウト待ちですと結構約定が少なかったと思いますが、
寄成等の仕掛けによる逆張りですと、結構含みが乗って楽しい地合だったかもしれません。
こういった感じで実際得意相場が異なる面がありますので、
やはりこういった特性が異なる戦略がポートフォリオ内にあると便利だとは思いますね〜。
個人的には実際逆指値が使われた戦略は好きです笑
といいますのも、
「たとえば上がっている銘柄にだけ仕掛けるということが可能となるので、暴落時期の約定数を減らせる」
「また、暴騰+ストップ高といった銘柄を引きやすいのも逆指値戦略」
といった面があるからかもしれません。
その一方、逆指値戦略では「スリッページ」という、多くの方が気になられる要素があります。
これは、イザナミで表示される検証結果と、実際の約定値に差が出る現象ですね〜。
たとえばイザナミでは100円で約定した計算になっているのに、実際の約定は105円になっているので5円損しているのではないか?という発想です。
そのため、逆指値戦略では上記のような現象が目についてしまいますが、
一方成行戦略では、イザナミにおける約定値と実際の約定値が一致します。
ただ、成行戦略ではイザナミにおける約定値と実際の約定値は一致しているのかもしれませんが、
ご自身の買い圧力により、始値が微妙に高く始まった等、多少なりともスリッページと同等の現象があると考えられます。
つまりは、
・あからさまに目に見える形で差が分かるのが逆指値におけるスリッページ
・目には見えないが、多少なりとも成行等でもスリッページに近い圧力が存在する
ということだとは思っております。
上記のような点から、逆指値でも成行でもそこまで極端な差はないと考えていたりします汗(圧力という観点ですと、証券会社毎の差がない成行有利とは見ますが汗)
逆指値戦略ではイザナミ上での検証結果と実際の約定値に差が出るのは避けられません。
ここを気にされる方が多いとは思いますが、
これはご自身の買い・売り圧力がある以上は、どんな戦略でも目に見えない形で起こっているものだとお考えください。
たとえば、一般的な銘柄に1億円の成買を入れた場合、相当な圧力となって株価が押し上げられてしまうのは容易に想像できます。
ただ個人的に考えますのは、
「その後ついた株価から、また新たな値動きが発生するのではないか?」
という推測の方が強いような気がしていますね〜。
トータル的には、イザナミで表示される約定値と、実際の約定値を見比べるというのはあまり意味がないということになると思っております汗
証券会社の速度差は以前まではノーマークだったこともありまして、
現在トレード日記側で検証させていただいている感じですが苦笑
むしろ重要なのは、
たとえば「逆指値戦略でどの程度利益が発生し、また日々どの程度のスリッページが発生しているか?」という点です。
利益が出ているのであればよしで、
また実運用上においてスリッページのせいで負けているという結論になった場合には、
売買代金制限を引き上げるのもいいかもしれません。
「スリッページをどう感じられるか?」という点におきましては非常に個人差がある要素だとは思っておりまして、
たとえば私自身ですと、ゴッドブレス2や上方ブレイクが2012年9月以降まったく衰えることない調子を維持している点もあり、
まったくスリッページという要素は気にとめていないというのが実情だったりします汗
1トレード単位ですともちろん10%を超えるスリッページが発生したこともありますが、
ただそれでもプラスになっているという事実があるという、フォワード面から来ているのかもしれないですね〜。
また、スリッページが大きいトレードでも、利益が発生しているものは実運用上結構多いです。
1点、証券会社間の速度差はいままで検証していなかった要素ですので、
現在トレード日記側で検証させていただいている次第です苦笑
ただ、どうしてもスリッページが気になる方の場合ですと、
「逆指値が使われた戦略を避け、成行等の戦略でポートフォリオを構築する」
というのも一案だと思います。
成行や寄指、指値等のロジックでは基本イザナミの検証結果と約定値がずれることはありませんので、
逆指値戦略ほどは気にならない場合が多いと思いますね〜。
もちろん戦略の未来の成績は読めませんので、逆指値戦略の将来的な成績が絶対いい!とはどうしても断言できないところはありますが汗、
個人的には正直逆指値は好きです笑
ユーザー様からもメールをいただいたりする中で、逆指値が合っている方もいれば、合っていない方もいらっしゃるように見受けられます。
こういった点は非常に難しいお話で、
結論的にはやはり実際試してご自身に合った手法を選別いただくのが、やはり無難だとは思っていたりしますね〜。
また、
「こういう位置で仕掛けるのが好きなのですが、そういった手法が使われている戦略はありますか?」
「この戦略では逆指値が使われていますか?」
といったご質問でも、是非事前にお問い合わせいただければ嬉しいです笑
以上のような感じですが、
あえて1つ個人的な考えを申し上げさせていただきますと、
「スリッページが発生しようが何だろうが、逆指値はとにかく便利」
という考えはあります(コラ
前々記事:逆指値を語るシリーズ(1)
前の記事:逆指値を語るシリーズ(2)
今の記事:逆指値を語るシリーズ(3)
次の記事:逆指値を語るシリーズ(4)
次々記事:同時逆指値検証のまとめ