システムトレードブログ

株の自動売買ツールを作る(4)

トレシズ自動売買の開発方法

さて、昨日の続きです。今日はあまり進んでいませんが苦笑

まず、「自動売買に適した証券会社はどこか?」という点ですね〜。

これはどんなロジックを使いたいかによっても変わってくる要素ですし、

また売買手数料の安さももちろん重視する必要があります。

個人的な必要要件は以下の通りです。

(1)できれば軽い発注画面が存在すること(発注処理を速くするため)
(2)売買手数料が安いこと
(3)逆指値で指せる指値が自由自在であること(損切り速度向上のため)
(4)できればIFDやOCOが使えること

このうち特に(3)を重視しておりまして、

たとえば前日終値200円で仕掛けた銘柄Aがあったとします。

次に、翌日の注文で「株価が230円以下になったら成行で損切り」というものを入れたい場合もあるところですが、

こういった前日終値以上の値を逆指値で指せるのはSBIとライブスターといった感じです。

自動売買では半リアルタイム株価が取得できますので、

逆指値を使わなくても一応は株価監視ツール側(VBを想定)で「株価が230円以下になったら成行で損切り」といったこともできますが、

リアルタイムの株価を取得しているわけではないため、処理に遅れが生じます。

さすがにこれは証券会社の逆指値による損切りの方が早いと思いますね〜苦笑

そのため、こういった「逆指値で指せる指値が自由自在」という点が重要になってくると思っております。

本来であれば逆指値の処理速度が早いGMOクリックで組みたいというのが本音ですが汗、

GMOクリックとカブドットコムはこの逆指値で指せる指値が自由ではないため(前日終値以上を指せないため)、

結論的にはライブスターに至ったわけです苦笑

また、特にOCO注文(手仕舞いの指値と損切りの逆指値を同時に入れる注文)が使える点もメリットで、

自動売買となりますとやはり分足を使ったリアルタイムな仕掛けや手仕舞いに魅力があると思いますため、

手仕舞いを自動的にできるOCO注文はやはり便利ですね〜。

また、OCO注文を使いますとたとえば「1%上がったら利確」といったスキャルピングも正確にできますので、

こういった面でもメリットがあります。

OCO注文が使えるのはカブドットコム、ライブスター、松井という感じですが、

松井という選択肢もありますが、スイング戦略が多いためスイングですと売買手数料的にライブスターに分があります。

そのため、トータル的に考えますと、ライブスターという結論になったわけですね笑

UWSCの発注プログラムの方は、

現在証券会社への発注画面におけるエラー処理を入れています。

エラーとして考えられますのは、

・証券会社がメンテナンス中の場合
・指定銘柄コードの銘柄が存在しない場合
・売買単位が間違っている場合
・呼び値が間違っている場合
・値幅制限を超えた指値の場合
・余力不足の場合
・増担保銘柄のため余力不足の場合
・取扱銘柄でない場合
・取引制限銘柄の場合(信用新規買禁止銘柄の場合)
・信用新規売禁止銘柄の場合
・アップティックルールに引っかかる売り方の場合

などといった感じでしょうか。

結構これが地味できつい作業なのですが苦笑、

これはいろいろな銘柄に注文を入れたりしてエラーメッセージを調べる必要があります。

こういったツールを作る際は、この地味な作業が一番踏ん張りどころですね苦笑

なお余談ですが、先日某証券会社に、

「逆指値の処理速度に影響を及ぼす要因は何ですか?」

という非常にストレートな質問をさせていただきましたところ(コラ、

・相場状況
・注文件数
・スリッページ実績値

というご回答をいただきました笑

このスリッページ実績値というのがおそらく証券会社ごとのシステムの差ということなのかもしれないですね〜。

注目すべきは当たり前ではありますがやはり注文件数で、

「その銘柄をその指値で指した逆指値注文を入れた人がどれだけ多いか?」

によっても、処理速度がだいぶ変わるようです。

これはものすごく当たり前のことではありますが、

ただ証券会社からのご回答なので説得力がありますね笑

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ここ最近完全にUWSC研究室のようなブログになってしまい申し訳ないです苦笑そろそろ…

オーバーナイトブレイクの自動売買化をすすめています。

今日も意味もなく二部構成です(ぇこれは単に、ネタがあるときには結構何部でも書け…

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