システムトレードブログ

個人的な、優先順の揺らぎ設定の使い方

トレシズイザナミの使い方
優先順の揺らぎ設定

たとえばですが、

シストレあるあるで、

以下のような事例があったとします。

(A)戦略をカスタマイズして優先順を変更した際に、「この優先順で大丈夫だろうか?」と自信がない場合
(B)イザナミの株価DB変更時に、ポジションが変わってしまった場合
(C)ザラ場発注で、誤発注をしてしまった場合

こういった際に個人的によく行う作業としましては、

「優先順の揺らぎ設定」

を使って検証する場合が多いですね~。

「優先順の揺らぎ設定」の表示方法

優先順の揺らぎ設定1

最適分散投資のオプションで、

「優先順の揺らぎ設定を有効にする。」

にチェックを入れてOKをクリックします。

優先順の揺らぎ設定2

このように表示されればOKです。

意味合いとしましては、

揺らぎ範囲
優先順設定のテクニカル指標に、指定した範囲の値を加算

揺らぎ分解能
加算する値の小数点桁数

といった感じだと思います。

「優先順の揺らぎ設定」を使う事例

たとえば

「(A)戦略をカスタマイズして優先順を変更した際」

の場合ですと、

揺らぎ設定を使ってある程度ランダムに銘柄を引いてもパフォーマンスに大差がなければ、

その優先順は問題ない、と考えることができるのではないか?

と思っております。

(B)や(C)の株価DB変更時や誤発注でも、

多少ポジションが変わったとしても、

揺らぎを加えてパフォーマンスに大差がなければ、

「ポジションが変化しても問題がない場合が多い」

と考えられるかもしれません。

ちゃんと検証しておけば、安心感にもつながる要素ですね笑

なお余談ですが、

あくまで個人的なスタイルですと、

ポジションが変わった場合や誤発注の際には、

よほどポジション量が多くない限りは、

その戦略元々の手仕舞いルールに従います。

「揺らぎ範囲」の設定方法

優先順の揺らぎ設定2

「揺らぎ範囲」の設定方法についてです。

たとえば優先順が

・移動平均乖離率(終値)(15日)が小さい順

といったチャート下方を狙う戦略だったとしまして、

値を50も足すと、

…下手をしたらチャート上方を狙う検証も含まれてしまいます苦笑

そのため上記例ではたとえば-10~10など、

「意味合いが変わりすぎない値がいいのではないか?」

と思っていたりしますね~。

なお、分解能は結構適当に設定していたりしますが、

通常は1、

小数点単位の細かい数値で検証したい場合には0.1などにするようにしています。

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次々記事:何度も検証する際には、環境データをローカルに保存するのがおすすめです。

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