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意外と使える「最低購入価格」の条件

トレシズシストレの開発・カスタマイズ
意外と使える「最低購入価格」の条件

どちらかというと個人用戦略で使う場合が多い仕掛け条件なのですが、

「最低購入価格」

という条件は、

シンプルながらもかなり便利、

と思っていたりしますね~。

たとえば1銘柄投入額が20万の場合には、

「最低購入価格が200000より小さい」

といった感じに設定する感じですね。

最低購入価格の仕掛け条件を使った場合のメリットとは?

システムトレード戦略に最低購入価格の条件を使うメリット

メリット(1) バックテスト検証が早くなる

1銘柄投入額が20万の場合、

単元価格が100万を超える銘柄を検証に含めても仕掛けられないですし、

そもそも、

「20万の銘柄と100万以上の銘柄では、動き方が違う」

とは言えるかもしれません。

自分の売買対象銘柄のみを検証対象にすることにより、

対象銘柄が減りますので、

検証速度の向上にもつながります

メリット(2) 日々、どの程度のシグナルが出るかが分かりやすくなる

自分の売買対象銘柄のみが検証対象となるので、

バックテスト後の「シグナル情報」に表示される日々のシグナル数が、

まさに自分がその戦略を使った場合の、

日々のシグナル数に直結します。

そういった意味で、

売買対象外の銘柄も含まれている場合よりは、

日々のシグナル数が分かりやすくなるのがメリットですね。

メリット(3) ポートフォリオに追加する必要がある戦略が分かりやすくなる

これは(2)と通じるところがあるお話ですが、

日々のシグナル数が分かりやすくなるため、

「シグナルが出ない時期」

というのも分かりやすくなります。

あわせまして、

「その戦略でシグナルが出ない時期は、どんな戦略のシグナルが出やすいか?」

を考えることにより、

次に追加する必要のある戦略が明確になります。

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