(213)ランキング情報の優先順と、最適分散投資の優先順が違うのはなぜですか?
今日はよくある質問シリーズで、
ランキング情報が使われた戦略において、
「ランキング情報の優先順と最適分散投資の優先順が違う戦略」
というものがあったりします。
この点について解説させていただきたいと思います。
ランキング情報の個人的な使い方
たとえば、
(A)上昇相場における、「期間上昇率(5日)が+5%より大きい」の意味
(B)下落相場における、「期間上昇率(5日)が+5%より大きい」の意味
は結構意味が違うと思っていたりします(ぇ
といいますのも、
上昇相場で5%上がるのは普通でも、
下落相場で5%上がるのは、結構強い推移をしている銘柄と考えられるためですね~。
そのため、
「上昇相場でも下落相場でも、結構強い推移をしている銘柄のみを拾いたい」
といった際には、
上記「+5%」といった数字を決め打ちにしてしまうのは微妙、
とも考えられます。
そこで、上記例の場合ですと、
ランキング情報を使い、
「期間上昇率(5日)が大きい銘柄に絞り込む」
というのが、
個人的にメインとしている使い方です。
ランキング情報と最適分散投資の優先順が同じなら、無理にランキング情報を使う必要がない場合も多い?
このあたりはもちろん組み方にもよるのですが、
シンプルな普通の組み方の場合で、
・ランキング情報の優先順が「期間上昇率(5日)が大きい順」
・最適分散投資の優先順も「期間上昇率(5日)が大きい順」
の場合、
無理にランキング情報を使わなくても似たような結果になる場合が多いと思います汗
もちろん、
ランキング情報を使わない場合には、
最適分散投資側で仕掛け銘柄数の制限が必要になったりしますね~。
まとめ:ランキング情報の優先順と最適分散投資の優先順が違う場合の事例
まずは、シグナル数が多い戦略などで、シグナル数を絞り込むためにランキング情報を使います。
販売戦略は私自身結構、
なるべくではあるものの
「カスタマイズのしやすさ」
という点を意識していたりします汗
その上で、
たとえば1日単位のシグナル数が500など多い戦略の場合、
最適分散投資の優先順を多少変えただけでも、
…成績に結構大きい変化が出ます苦笑
多少優先順を変えたぐらいでは極端に成績が変わらない方が、
上記
「戦略の成績はバックテストファイルに依存させるべき」
という考え方と通じる点がありますので、
シグナル数が多い戦略などでは特に、
ランキング情報を使う場合が多いかもしれませんね~。
その上で、資金量に適した優先順にしたい場合等に、「ランキング情報の優先順と最適分散投資の優先順が違う」場合があります。
私自身は基本、
「戦略の成績はバックテストファイルに依存させるべき」
といった考え方が主体ですが、
どうしてもやはり、資金量に適した優先順がある場合もある
と思っていたりします苦笑
あとは、たとえばですが、
「強い銘柄の中で、売買代金が大きい銘柄に仕掛けたい」
といった考え方を採用している戦略もあります。
そういった際には、
「ランキング情報の優先順と最適分散投資の優先順が違う場合がある」
という形になってきますね。
リバウンド相場でもシグナルを出すには?
私自身の逆張り買いに対する根本的な考え方としまして、「暴落相場で底抜け覚悟で張っていく場合には、リバウンド相場でもシグナルを出すようにしなければなら…
(163)ランキングが使われた戦略で、ランキングの優先順と、最適分散投資の優先順が異なるのはなぜですか?
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