売り戦略は、もっと能力を向上できる場合もある?
トレシズ戦略としましては、
「売り戦略は、取引対象を貸借銘柄に限定している」
という点があります。
これはなんといいますか、
制度信用取引の対象銘柄のうち、
基本、信用取引で空売りができるのが貸借銘柄だからですね~。
※実際は売り禁になっている事例も結構ありますが苦笑
ただ、これは現状、避けようがない形となります。
ただ、最近では一般信用銘柄や新興銘柄なども空売りできるサービスがありますよね。
空売れるかどうかは在庫と、証券会社の選定次第といったところがありますが、
もし売り中心で戦いたいという場合には、
「貸借銘柄以外に手を広げるのも1つの手」(※ただし、デイトレ売り戦略の場合のみ)
と考えております。
売り戦略で、貸借銘柄以外にもシグナルを出す設定方法
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なお、
バックテストファイル側ではなく、
最適分散投資ファイル側で「貸借銘柄設定」により貸借銘柄に限定している戦略の場合には、
貸借銘柄設定を未使用にすればOKです。
株シストレで、貸借銘柄以外を空売る際の流れ
※現状は基本「デイトレ売り戦略」のお話となります。
(1)まずは、
・auカブコム(プレミアム料付空売り)
・SBI(HYPER空売り)
・松井(プレミアム空売り)
・マネックス(スペシャル空売り)
あたりの総合取引口座&信用取引口座開設が必要ですね。
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(2)日々の作業として、まずイザナミでシグナル出しをします。
貸借銘柄シグナルで空売れるものは、まず発注します。
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(3)次に売り禁を含めて空売れない銘柄についてですが、
たとえばauカブコムの「プレミアム料付オークション方式」を利用する場合、
夜の19:30~20:30に入札を行う必要があります。
それ以外の証券会社でも、
空売れる在庫があるかどうか等を確認する感じですね。
↓
(4)それでも空売れなかったシグナルは、
…
無視するしかありません苦笑
もちろん、
仕掛け禁止銘柄設定に該当銘柄を設定し、
別シグナルを補充するのも1つの手ですね。
株シストレで、貸借銘柄以外を売り対象に含める際の注意点
個人的には、
貸借銘柄以外を売り対象に含めることを検討する際には、
以下のような点を事前に留意しておくのが大事、
と考えているかもしれません。
・手数料が基本高いので、どちらかというと1銘柄投入額が大きい人に向いている
※最近は見かけませんが、以前手数料が異常に高かった事例がありましたので、手数料の確認は特に注意が必要です汗
・夜の早めの段階で、ある程度お時間が取れる人に向いている
・実際の取引銘柄と、イザナミで表示される取引一覧がだいぶ異なってくるため、実運用でデータを取る必要がある
・また、誤差を許容できる人に向いている
・マメな人に向いている(?)
・非貸借銘柄と、貸借銘柄の値動きは異なるので、ある種の覚悟が必要(?)
私自身は上記の手間を避けたいため、
・売りは基本、貸借銘柄限定
・かつ、売り禁銘柄は無視する(また、シグナルは補充しない)
といった感じですが苦笑、
資金効率面から考えますと、
「貸借銘柄以外を売り対象に含めるのも1つの手」
とも思っていたりしますね~。
実際、
売り戦略で売買対象を全ての個別株にしますと、
期待値が上がる場合が多かったりします。
そういった意味では、隠された期待値があるのかもしれませんね。
めんどくさい手法は参入障壁が高いので、
つまりは逆に期待値が残りやすい、
とも考えられるのかもしれません。
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