シストレ駆け出しの頃にはまる罠(28) システムの使用開始時期の影響の大きさ
今日は久しぶりの罠シリーズで、「システムの使用開始時期の影響の大きさ」について書かせていただきたいと思います。
たとえばですが、
2013年5月〜6月あたりに買い戦略を使い始めた場合、
「DDが結構きつい」
「なかなか結果が出ない」
というもどかしさを感じられた方も少なくないかもしれません汗
これはもちろん日経平均が16,000円近辺から一時12,500円近辺まで下落というきつい時期ではありましたので、
買いに厳しかったのは正直地合の影響が非常に大きいと言えると思いますね〜。
たとえばですが逆に、
2013年1月あたりに買い戦略を使い始めた場合、
「なんて素晴らしいシステムだ!」
「儲かって仕方がない」
といった感じだったかもしれません(ぇ
これはもちろん日経平均が連日上へブレイクアウトしていたためですね笑
これぐらい、地合によって体感値が違うものだと思っております汗
また、2013年5月〜6月の下落相場にしても、
「2013年1月から開始していて利益をある程度得ている方と、2013年5月から開始した方とでもだいぶ感覚が違う」
とは言えるかもしれません。
これはもちろん、
アベノミクスで十分な恩恵を得ている場合には貯金ができた場合も少なくないとは思いますため、
DDとなってもプラス圏内なので精神的に余裕があるためですね〜。
一方2013年5月から開始した場合にはシストレにおける貯金がないため、
大幅な下落となった際に余裕がなくなってしまう場合も少なくないのかもしれません。
この、
「戦略がプラスでスタートするか?それともマイナスでスタートするか?」
は意外と大きく、私自身ももちろんその重要性を感じております苦笑
とはいえ、プラスで始まるかどうかはもちろん分かりませんため、
このあたりもやはり結論的には「地合に聞くしかない」とは言えるのかもしれませんね汗
なお、余談ですが、私のトレード日記側のDDランキングの断然のトップを突っ走るオーバーナイトブレイクを継続できている理由も、
この「最初プラスでスタートした点」の影響が大きいかもしれません苦笑
…今でははるか下の方にワープしていますが(ぇ
これはおそらくですが、良かった頃の成績を知っているため、
それが精神的な支えになるのかもしれないですね苦笑
たとえばシストレ初心者の方の場合ですと特に、
「2013年5月や6月の相場で結果が出ないから運用を停止するべきかどうか?」
と迷われることも少なくないかもしれません。
私もシストレ駆け出しの頃はそうだったのですが、
「短い期間に結果を求めすぎる」
というのが、特にシストレ初心者の頃の傾向だと思っております。
ただ一方、日経平均のチャートを見ましても、
2013年1月と2013年6月を見比べた場合、
どう見ても2013年1月の方が遥かに勝ちやすそうに見えますよね笑
実際、買いの場合ですと上昇相場の方が遥かに有利だと思っております。
2013年6月の相場は明らかに厳しい相場ですので、
個人的には、この地合だけを見て買い戦略の評価をすることはできない、とは思っていたりしますね〜。
シストレ戦略は、1ヶ月などの短期ではどうしても地合の影響を色濃く受けてしまいます。
いい相場と悪い相場、
つまりは2013年1月と2013年6月の両方を踏まえた上で、評価を下すというのが一般的だとは思っております汗
たとえばですが、2013年1月〜2013年5月頃までにその戦略で結構利益を出されていた方の場合、
2013年5月〜6月にDDになったとしましても、
両方の相場を実際に体験しているため、ある程度は冷静に評価できるかもしれません。
もちろん以上は私の個人的な考えのため絶対正しいというわけでもありませんのであくまで1つととらえていただければありがたいのですが、
「シストレ戦略は、短期では地合の影響を色濃く受けてしまうため、評価を下すにはある程度の期間の検証が必要」
「いい地合と悪い地合の両方の成績を見る必要がある」
といった部分があるとは思っていますね〜。
「開始時期はいつがベストか?」
というのは誰にも分からない要素ではありますが、
あくまで1つのアイデアとしてですと、開始する際の日経平均の位置によってロットを調整するという手法はあると思います。
たとえば買いの場合ですと、
・日経平均が25日線上にいるときに開始する場合にはロット標準(ただし、日経平均の期間上昇率(75日)が極端に大きい場合など急上昇している場合にはロット少なめなどもありだと思っております。)
・日経平均が25日線下にいるときに開始する場合にはロット少なめ
・日経平均が直近100日間の安値を割り込んでいるときに開始する場合にはロット極力少なめ
などですね〜。
特に最後の「日経平均が直近100日間の安値を割り込んでいるとき」というのは結構危険な相場でして、
2008年などがまさにこれに該当します汗
なお、売りの場合は全く逆になります。
上記のような点もありますし、
また開始時期というのは「その戦略の実際の動きをまだ体験していない時期」ともいえますので、
やはり序盤は慎重に、というのが無難ではないだろうか、とは思っていたりしますね〜。
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