システムトレードブログ

シストレ駆け出しの頃にはまる罠(37) シストレ戦略のカスタマイズを考える時期

明けましておめでとうございます、

ことしもよろしくお願いいたします。

今日はひさびさの罠シリーズで、

「シストレ戦略のカスタマイズを考える時期」

について書かせていただきたいと思います。

まず、シストレ初心者の方に最も多い事例としまして、

・ご自身の許容リスクよりも大きいリスクを取ってスタートしてしまう
 ↓
・悪い地合に直面し、連敗が続いてDDとなった際に、大きなリスクをとっているためDDが許容レベルを超えてしまう
 ↓
・恐くなって停止、そして別な戦略に変えてしまう

というケースがあるかもしれません。

私自身は日々、上記のようなケースを最も避けなければならない、

と考えております。

といいますのも、

よほどカーブフィッティングされた戦略でなければ、

たいてい反発があるためですね〜汗

上記ケースですと、

・始めの段階でリスク量を把握していない
・また、停止に至った理由が明確でない
・また、どのあたりに原因があったかを考えていない

という点が問題、とは言えるかもしれません。

リスク量の把握はまっさきにやることですが、

もちろんリスク量を適切にしたとしましても、

やはり戦略の好不調には波があるもので不調期は絶対きます苦笑

これをどう乗り越えるかですが、

私の場合ですと、

「原因解明」

という点を重視しているかもしれません。

食らっているのが地合の悪さが要因と考えられる場合には、

・下落トレンドにおけるロットは減らすようにしてみようか?
・保有日数を短くするようにしてみようか?

といった対策を考えたりもしますし、

もし手仕舞いタイミングがちょっとずれているなと感じましたら、

手仕舞いタイミングをずらすカスタマイズを施したりもします。

そして、私の場合ですと、

「不調期には大幅にはカスタマイズせず、少しずつロジックをいじる」

という手法を使う場合が多いかもしれません。

といいますのも、

大幅にロジックを変えてしまいますと、

なんか今までのDD分を損した気持ちになってしまうためですね〜苦笑

あと、毎日カスタマイズするようなことはせず、

私の場合ですと、最低でも1ヶ月は同じロジックを使う場合が多いです。

これはなぜかといいますと、

その戦略の本質が見えてくるまでにはやはりある程度の試行回数が必要だと思われるからです。

あと、日々カスタマイズしてしまいますと、

そのロジックに自信がなくなってきてしまうから、

というメンタル的な側面もあるかもしれません苦笑

ただ、手仕舞い条件のみは比較的細かく調整することが多いです。

個人的な考えとしましては、

仕掛け条件をいじるのに比べますと、

手仕舞い条件を多少いじるのは影響が小さいのではないか、

とは考えております。

といいますのも、

仕掛け条件が同じなのであれば同じ銘柄を保有しているということですし、

その上で手仕舞いが1日程度ずれるのは成績に極端な影響を及ぼさないのではないか?

と考えているためですね〜。

…もちろん、ロジックの内容次第なところもありますが汗

利確の%を1%程度ずらすといった細かいレベルのお話であれば、

影響は小さいだろうとは考えております。

そして、私自身カスタマイズが必須と考えるタイミングとしましては、

「戦略に問題を感じた時」

ですね〜。

たとえばトレード日記側で使っていたゴッドハルバードですが、

これは東証一部の大型株専用買い戦略です。

ただ、11月の日経平均の上昇時のような一番とってほしい時期になぜか負けていたので、

こういう時はカスタマイズが必須と私なら考えます苦笑

正しいとも限らないのですが、

「ある程度は長いスパンで戦略を評価するのが基本」
「その上で、得意相場と考えられる時期にあまりにも不調が続くようだとカスタマイズを考える」

というのが個人的なスタイルなのかもしれません。

逆に、2014年12月のようなマザーズ指数等新興の指数が冴えない時期に買いで勝てないのは問題視しない感じかもしれませんね〜。

個人的なモットーが、

「誰でも勝てる時期に勝つ」

という方針ですので、

誰でも勝てる時期に勝てないのは問題なわけですね笑

トレシズの「シストレ駆け出しの頃にはまる罠」の記事

前々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(35) リスク管理を徹底的に理解することが重要
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