システムトレードブログ

シストレ駆け出しの頃にはまる罠(39) ロットは始めから適切に調整した上で継続する

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

元旦ということで、

今日はひさびさの罠シリーズ、

「ロットは始めから適切に調整した上で継続する」

というテーマで書かせていただきたいと思います。

シストレ初心者の方にありがちな行動の1つに、

・大DDが発生した際に、恐くなって運用を停止してしまう
・もしくは、ロット(1銘柄投入額)を小さくしてしまう

といった点があるかもしれません。

これはおそらく、

シストレを始めたばかりの頃は特にですが、

誰しも一度は通る道ではないでしょうか。

…私もそうでした苦笑

ただ、

大DDの後にロットを小さくしてしまいますと、

リバウンドの際のパワーが小さくなり、

食らったDDを取り返すまでに時間がかかります。

また、停止した場合には、

もちろんリバウンドは取れません。

実際、しばらくたってから検証してみると、

「同じロットでそのまま継続していた方が、最終的には良かった」

という現象がよくあったりします苦笑

・大DDが発生した際に、恐くなって運用を停止してしまう
・もしくは、ロット(1銘柄投入額)を小さくしてしまう

というのはいわば、

「行動によって、戦略を無理やりカーブフィッティングさせてるのと同じ」

とも言えるかもしれませんね〜。

…もちろん、

元々戦略に問題があった場合などには停止も1つの選択肢だとは思われますが、

これは判断が難しいとは思われます汗

シストレ初心者の時期ですと、まずは

「初期ロットが大きすぎ(リスクの取りすぎ)ではないかどうか?」

について確認しておくのがおすすめだったりしますね〜。

私の場合ですと、

ロットを決める基準としまして、

・その戦略のシグナル銘柄の平均売買代金
・平均損失と損失の標準偏差の小ささ
・保有期間の短さ

の3点をよく見ます。

必ずしも正しいとは限りませんが、

私自身のスタイルとしましては、

(1)その戦略のシグナル銘柄の平均売買代金が大きいほどロットを増やす
(2)平均損失と損失の標準偏差の両方が小さいほどロットを増やす
(3)保有期間が短いほどロットを増やす

といったイメージかもしれません。

シグナル銘柄のある程度中期の平均売買代金が〜10億ぐらいが小型株、

10億〜100億ぐらいが中型株、

100億超ぐらいが大型株といった感じの線引きをしておりまして、

もちろん大型株ほどロットを増やしています。

平均損失と損失の標準偏差は組み方にもよりますが、

・両方とも3%未満: シグナル銘柄の動きが安定している場合が多い
・3〜6%: そこそこ荒い場合が多い
・6%以上: 結構荒い場合が多い

といったイメージでしょうか。

私の場合ですと、

平均損失と損失の標準偏差の値が小さいほどロットを増やします。

あとは保有期間ですが、

デイトレード戦略のような保有期間が短い戦略ほど、

ロットを増やす感じですね〜。

逆に、長期投資に近づけば近づくほど、ロットを減らすようにしています。

これは、保有期間が長いほど、

不確定要素が増えてしまうためですね。

と、いろいろ書かせていただきましたが、

必ずしも正しいというわけではなく、

あくまで私のスタイルという点だけご了承ください苦笑

トレシズの「シストレ駆け出しの頃にはまる罠」の記事

前々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(37) シストレ戦略のカスタマイズを考える時期
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