指値位置の調整方法
相場全体を見て指値位置を決めるやり方がありますが、
おそらくシストレ初心者の方の場合、
「どうやってそれを実現したらいいのかが分からない」
という点があるかもしれません。
そこで今日は、
相場全体を見て指値位置を調整する方法について、
書かせていただきたいと思います。
(1)複数の戦略を使い、得意相場でのみシグナルを出すようにする
これがある意味シンプルではありますね笑
たとえばですが、
浅い押し目買い戦略Aがあったとします。
この戦略Aは上昇トレンドでは効くものの、
下落トレンドでは仕掛け位置が浅すぎるという欠点があったとします。
それなら、
「戦略Aは上昇トレンドでのみ使えばいい」
ということになりますよね。
そのためたとえば、
日経平均の25日線>75日線の場合のみ、
戦略Aのシグナルを出す、という対策が考えられます。
そして、
下落トレンドでは、
もっと仕掛け位置が深い逆張り買い戦略Bを使えばいい、
ということですね〜。
(2)暴落銘柄数を見て指値位置を調整する
たとえば相場情報で、
・移動平均乖離率(終値)(5日)が−5より小さい
といった設定により、
直近で暴落している銘柄数を抽出可能です。
上記はもちろん25日などでもいいですが、
この暴落銘柄数などは、
過去の上昇トレンドや下落トレンドにおける状況をじっくり観察しますと、
結構いろいろなことが見えてくるものです。
たとえば、
・銘柄数が増えた時は反発幅が大きい
・2013年5月など、上昇トレンドの末期は意外とブレイク銘柄が減ってくる
などといった点ですね〜。
あとは、
たとえば
「銘柄数が10以上なら指値を前日終値−5%にする」
「銘柄数が100以上なら指値を前日終値−10%にする」
など、
状況に応じて設定していく感じですね。
(3)日経平均等の指標を使う
これも一つの手で、
たとえば
・日経平均の25日線>75日線の時は指値を前日終値−5%にする
・日経平均の25日線<75日線の時は指値を前日終値−10%にする
などといった感じで調整可能です。
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