場を監視したらスリッページをどの程度削れるか?
場を監視できる際に、
「スリッページをどの程度削れるか?」
という実験をしていたりするのですが、
個人的な逆指値買いの検証手順は以下の通りです。
(A)寄りで仕掛けラインより上で寄りそうだったら成行で仕掛け
(B)寄りで仕掛けラインの近くで寄りそうだったら成行で仕掛け
(※これは結構誤差は出ます苦笑)
(C)仕掛けラインには到達していないが、到達しそうな銘柄があったら成行で仕掛け
(D)それ以外は逆指値で対応
(A)〜(C)の中では、
個人的には(A)と(C)の成功率は高い感じですね。
特に(A)は95%ぐらいの成功率で、
(C)も90%ぐらいは成功します。
100%ではないので当然失敗もあり、
失敗というのは、
逆指値ラインに届かないで失速するケースです苦笑
個人的には失敗した銘柄も放置する感じで、
中には仕掛け時には逆指値ラインに届かないものの、
後場に届くようなケースもあります。
(A)と(B)は、
できれば後場の寄りも見た方がいいですね。
これは、後場に特買いで始まる場合もあるためです。
若干難しいと思っているのが、
「(B)寄りで仕掛けラインの近くで寄りそうだったら成行で仕掛け」
で、
これは上値抵抗を破れないで失速するケースが結構ありますね苦笑
なので最近はルールを若干変更し、
「板が厚すぎない銘柄なら検討」
といった感じにしています。
特に新興銘柄や、東証二部銘柄あたりですね。
東証一部銘柄は逆指値にまかせる感じです苦笑
その上で個人的な統計上ですと、
(A)〜(C)には失敗もあるのですが、
成功した銘柄については、
「逆スリッページ」
(※損ではなく、利益のスリッページ)
があったりしますので、
結構(D)の逆指値分を相殺できる感じですね。
結構慣れが必要なのは事実ですが、
監視すればトータル的なスリッページは0.3%未満に抑えることができる場合が多い、
という感じかもしれません。
結構板読みのテクニックが必要なこともあり、
特に(C)は大変ではありますが苦笑
ただ、寄りの(A)と(B)だけでも、
結構変わってくる印象です。
あとは特に監視銘柄が重要で、
特に低位株の長期の高値ブレイクの際は最も速度が早いので、
こういった銘柄を優先的に監視したほうがいいでしょうね。
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