シャープレシオ(円)
シャープレシオとは?
シャープレシオとは、リスクに対してどれだけ収益をあげられたかを示す指標です。
※当サイトではシャープレシオ(円)を平均損益(円)÷トレード損益(円)の標準偏差として定義しています。
数字が大きいほど、
「リスクの割にリターンが大きい」
「効率よくリターンを上げている」
「運用成績が優れている」
ことを示します。
シャープレシオの数字が大きいストラテジーほど、
過去の検証上日々のトレード損益のばらつきが少なく、安定した利益が出ていたストラテジーとなります。
シャープレシオ(円)の基準
0.20以上 | 安定度・収益率ともにかなり優秀なシステム |
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0.15~0.20 | 安定度・収益率ともに優秀なシステム |
0.10~0.15 | 実運用に耐えられるレベルの最低基準。これを下回ってしまうと不安定なシステムとなる。 |
0.10未満 | 不安定なシステムで、実運用には向かない |
シャープレシオ(円)の計算方法
シャープレシオ(円) = [1トレードあたりの平均損益(円)] ÷ [トレード損益(円)の標準偏差]
シャープレシオ(円)によるストラテジーの成績比較方法
・ストラテジーA(1日目+7,000円、2日目+3,000円という波の穏やかなストラテジー)
トレード平均損益:5000円 トレード損益の標準偏差:40000%
・ストラテジーB(1日目+20,000円、2日目-10,000円という波の荒いストラテジー)
トレード平均損益:5000円 トレード損益の標準偏差:80000%
上記2つのストラテジーのシャープレシオ(円)を計算すると、
ストラテジーAのシャープレシオ(円) = 5000 ÷ 40000 = 0.125
ストラテジーBのシャープレシオ(円) = 5000 ÷ 80000 = 0.0625
となり、ストラテジーAの方がシャープレシオ(円)が大きく、
リスクに対して利益が高い、安定したストラテジーということになります。
シャープレシオの名前の由来
アメリカの経済学者で、資本資産評価モデル(CAPM)の創始者であるウイリアム・シャープ博士が考案したことから、シャープレシオと呼ばれています。