シストレにおけるデイトレ指値戦略の注文を取り消すタイミング
値が付かずに終日STOP高やSTOP安に張り付いた際などを含めまして、注文を取り消すタイミングは結構難しいと思います。
スイング戦略の場合、一番ベストな注文を取り消すタイミングとしましては、成行・終日指値・寄指・逆指値を問わず、
・JASDAQ以外の場合→14時55分
・JASDAQの場合→15時5分
あたりではないかと考えております。
本当は場が終わる1分前あたりだと誤差が極めて小さくなると思われるのですが、
1分だと焦ってしまうため、やはり5分ぐらいの余裕は必要かもしれないと思っています苦笑
最悪、大引け5分前に値が付いて約定したとしても、誤差は小さいと考えられます。
ここでユーザー様的に気になるのは、
「値が付かないで引けた場合には上記の対応でいいとして、値がついたが約定はしていない場合にはどうすればいいのだろうか?」
という点かもしれません。
スイングでは当日決済する必要が基本はありませんため、こういった点を考える必要はありません。
一方、デイトレードの場合ですと難しい事例がよく発生します。
たとえばですがデイトレ戦略におきまして、
「8304あおぞら銀行に254円の指値買い指示が出ているが、14時30分現在の株価は255円。約定するかどうか分からないし、いつ注文を取り消せばいいのだろう?」
といった事例ですね〜。
こういった際にも、時々ブログに出てくる「IFD注文」が便利です。
ライブスターや岡三オンライン、マネックスやカブドットコムなどで使うことができる注文方式で、
仕掛けと手仕舞いを同時に入れられる手法ですね〜。
たとえば上記あおぞら銀行の場合ですと、以下のような手順になります。
(1)まずはあおぞら銀行に254円の指値買い注文を入れます。
(2)午後になっても約定していない場合、上記注文を取り消した上で、
IFD注文で、
・あおぞら銀行に254円の指値買い
・かつ、約定した場合にはストップ安を指定しての引指の売り
という注文を入れると、注文を入れた後は全て自動的に行ってくれますのでデイトレの場合でもその後を監視する必要がなくなります。
(ライブスターではIFDの引成がないため引指で代用していますが、IFDの引成が指定できる証券会社があればもっと楽かもしれませんね〜。)
大引けでの手仕舞いも自動的に行われます。
そのため、指値デイトレード戦略の場合ですと、
(1)前日の段階で注文を入れる
(2)次に、約定しているかどうかを11時30分以降に確認し、約定していない銘柄のみ注文を取り消した上で
IFDで指値を入れなおし、約定した場合には(買いの場合にはストップ安)(売りの場合にはストップ高)を指定しての引指という注文を入れますと、
誤差が極端に小さくなりますし、
また11時30分以降にお時間がとれない方でもデイトレード戦略を運用することが可能となりますので非常に便利だと思いますね〜。
宣伝目的ではなくあくまで経験上なのですが、
実際ライブスター証券はおすすめできます笑
なお、デイトレードでも寄指の場合には寄り付き直後に注文そのものが失効するので上記のような作業は必要ないため、
実は終日指値よりも寄指の方が運用はラクなのではないか、と個人的には思っていたりします苦笑
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